人魚姫に恋をした！！！

１２４．忘れ物４ ページ39

マサイside

Aの家を出ると、話を聞いてたであろう千晶が車に乗って待っていた。

マ「千晶。」

千晶「姉ちゃんとこ、行くんすよね。乗ってください。」

マ「でも千晶、帆多さんとの約束は・・・。」

千晶「通り道なんで。ほら。」

マ「・・・わりぃな。」

千晶「飛ばすんで。しっかりシートベルトしてください。」

マ「お、おう。」




ザ「マサイ！こっちこっち！」

マ「なんだ、モトキも来てたのか。」

モ「うん、途中で会ったから着いてきたの。」

マ「そっか。で、Aは？」

ザ「あそこ。化粧でいろいろごまかしてるみたいだけど、顔色悪そうだな・・・。」

マ「あぁ、お義母さんの話だと２週間くらい病院に泊まり込んでるらしい。」

モ「そんなに・・・。お義母さんからお話聞いたんでしょ？」

マ「あぁ・・・。」

俺はモトキとザカにお義母さんから聞いたことを話した。

モ「そっか、そういうことだったんだね。」

ザ「あいつ、そんなに自分を追い込んでるのか・・・。」

マ「あいつが常人にはわからないほど自分を追い込むのは前々から知ってたけど、これはさすがにやりすぎだ。なんとかしてやりたいけど・・・。お義母さんの話ではAと話ができるのは夜の時間だけ。それもあいつがちゃんと話に応じてくれるかどうか・・・。」

？「あの！」

モ「・・・あなたは？」

？「わたし、Aと同期の茅野若です。マサイさんですよね。」

マ「そうですけど・・・。」

若「お話はAから聞いています。Aのことでいらっしゃったんですよね。」

マ「はい。」

若「それなら手を組みませんか？」

マモザ「どういうこと？」

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