人魚姫に恋をした！！！

１１２．頑張り屋２ ページ26

あなたside

「このカルテに目を通しといてもらっていい？あとこの書類をまとめといて欲しいの。」

あ「わかりました。」

「それが終わったら今日はもう終わっていいからね。」

あ「はい。」

病院にも慣れて、本格的な業務に入り始めた今日この頃。

今日は珍しくナースステーションでの書類整理。デスクに座るときに、つぶさないようにと

出したスマホが光ってることに気づく。

あ「・・・まぁくん？」

まぁくんから連絡が来ていた。それも珍しく着信で。

あ「どうしたんだろう・・・。」

かけ直してみるもなかなかつながらない。

そこで家にいるであろうシルク氏に電話をかけてみることに。

あ「もしもし、シルクくん？」

シ｛おーどうした？ってお前勤務中じゃねえの？｝

あ「そうなんだけど、ちょっとお願いがあって・・・。」

シ｛なに？｝

あ「実は１時間前にまぁくんから着信があったんだけど、わたし気づかなくて。わたしは仕事があって今から帰るって訳にもいかないし、でも気になっちゃうからさ・・・。」

シ｛様子を見てくれ。ってことでしょ？｝

あ「そういうこと！お願いできる？」

シ｛別に暇だからいいよ。Aはいつごろ帰ってこれそうなの？｝

あ「今日は夜勤じゃないし、書類整理だから・・・あと２時間かからないくらいかな。」

シ｛了解。｝

あ「うん、じゃあお願いします。」

ピッ

あ「・・・何もないと良いけど。」

１１３．頑張り屋３→←１１１．頑張り屋１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す