１０９．ホワイトな日Last ページ23
あなたside
マ「じゃ帰ろうか。家まで送るよ。」
あ「うん、ありがとう。」
久しぶりに二人並んで道路を歩く。二人の間に沈黙が流れるけど、
苦じゃない沈黙。むしろ、落ち着く。
マ「そういえば手続きどうなったの？」
あ「うん、病院側は終わったよ。あとは学校側だけなんだ。」
マ「そっか。いつから？」
あ「んー、確か１日から。」
マ「そっか。じゃあそれまでにまた旅行行こうか。」
あ「え、いいの？」
マ「うん、多分仕事始まったらあんまり自由利かなくなっちゃうからね。今度は北海道とか行く？ｗ」
あ「この間ファンミーティングで行ったじゃんｗまた行きたいの？ｗ」
マ「うんｗ」
あ「もーｗ」
他愛もない話をして歩いていると、おでこに何か冷たいものが触れた感触がした。
あ「あ・・・雪だ。」
空を見上げると、無数の雪が降ってきた。
マ「今日、降るかも。って言ってたもんな。」
あ「だねー。積もるかなぁ。」
マ「積もったらいいな。」
あ「雪合戦しよっか。」
マ「ンダホたちとやってろって。」
あ「ダメ、痣になる。」
めっちゃ豪速球だからね。わたしもラクロスやってたけど足元にも及ばないから←
マ「何考えてるか知らないけど、ほら家着いたぞ。」
明日のことを考えて震えていたらいつのまにか家についていた。
どうやら家に帆多ちゃんが来ているらしく、めずらしく我が家は賑やか。
外まで聞こえるくらいにね。
あ「うん、送ってくれてありがとう。」
マ「いいっていいって。いつも送ってやれないからさ。」
あ「ふふ、じゃあまた明日ね。」
マ「おう。また明日。」
登ってきた坂を下ろうとしてるまぁくん。
あ「ねぇ！！」
思わず声をかけてしまったのは、まだ一緒にいたいと思ったからかもしれない。
あ「夕飯食べて行かない？帆多ちゃんもいるし、量も多いと思うから！」
まぁくんはくるっと後ろを振り返り、また坂を上って来て、
マ「今日だけな。」
といってわたしの頭を撫でた。
あ「ふふ。」
マ「あー、寒い寒い！」
あ「あ、早く入ろう！ただいまー！」
その日、わたしの胸に光っていたものを知っているものは誰もいないのでした。
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まに(プロフ) - なっちゃんジュースさん» コメントありがとうございます！うわわわ！応援メッセージありがとうございます！泣きそうです！頑張りまする！！ (2017年7月2日 18時) (
レス) id: ef96396e79 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃんジュース - 更新、ファイト！！ (2017年7月2日 14時) (レス) id: 1ee350eec4 (このIDを非表示/違反報告)
まに(プロフ) - 夜桜さん» コメントありがとうございまーす！まだまだ飛ばしていくつもりです！笑 (2017年6月20日 21時) (レス) id: 299743f720 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 面白い！！ (2017年6月20日 20時) (レス) id: bd91b60462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まに太郎 | 作成日時：2017年6月19日 19時
