９・ほしょく ページ11
きっくんの話で分かった事は、以下の二つ。
１．ある人に、呪いをかけられて小動物化してしまったこと。
２．４人でグループとして何かの活動しているらしく、みんなが元に戻らないと非常に困る事。
なるほど分からん。
＿＿＿＿＿＿＿
『で、この子達が、きっくんのお仲間なんですね？』
机の上でくったりとしている、二匹の不思議な生物を眺める。
「そうそう！無事に来れたみたいでよかった。」
嬉しそうに二匹を眺めるきっくん。
ミドリ君も嬉しそうだけれど、二匹の体調を心配しているのか、すこしおろおろとしているようだ。
「ぶろっちょ・・。」
黒い子と小鬼の子の背中をさすって上げている。優しいんだなぁ。
『とりあえず、お水持ってきますね。』
現状、分からない事だらけだ。
なのに協力してあげたいと思わせる何かを彼らは持っている気がした。
そうでもなければ、事なかれ主義の私がこんな風に他人を家に迎え入れるなんて事は無いのだから。
『にしても、４人組かぁ・・・。きっくん・・。どこかで聞いた事あるようなないような・・。』
まぁ、いいや、深く考えるのはよそう。
適当にコーンフレークとお水を持って戻る。
「ぶろっちょっ！」
ありがとうって言われているような気がして、頬が緩む。
『こんなものしかなくて悪いけど、お食べ。』
ことり、と皿をテーブルに置くと、こちらを数秒見つめた後に、こくんと頷く小鬼。
緩慢な動きでもそもそと食べ始める小鬼をきっくんと一緒に眺める。
黒い子の方もお皿に着いて、たべはじめ・・あれ、この子の口ってどこについてるんだろう。
「あ、Aちゃん、あんまりびっくりしないでほしいんだけどさ、」
『はい？』
「えおえお、つまり黒い方、ちょっと変わった食べ方するかも・・」
きっくんが言っているそばから、黒い子の方が、信じられないような動きをして、私の思考が一瞬停止する。
えっ・・・そこがそうなるんだ・・。
もぐもぐしだす黒い子の方を見て、鬼の子ですら少しぎょっとしている。
ミドリ君に関しては、何故か食べるのに夢中で見ていない。あれ、君さっきも食べてなかったっけか。食いしん坊か。
『なんていうか・・・黒い子は・・・独創的な食べ方ですね・・！』
「うん、まぁ、あの格好をしてるときはあんな感じだから！人間のときも！」
『そ・・・そうなんですか・・・。』
人間のときも・・想像しかけてあまりに恐ろしくてやめた。
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ea - 早く、続きが見たいです！。 (2018年5月20日 21時) (
レス) id: 2c6262ea33 (このIDを非表示/違反報告)
飼育員B(プロフ) - コメント失礼します。いつもこの小説に癒しをもらっています。先生が好きなので、般若くんが人間に戻る時にニヤニヤさせてもらいました。← これからも、更新頑張ってください。 (2015年9月13日 17時) (レス) id: a1d9ad5f25 (このIDを非表示/違反報告)
猫苺(プロフ) - 26話で見たい動画を見たい時のアピールの仕方 ミドリくん・黒くん・般若くん（手でペチペチ） アルパカくん（頭でゴスゴスゴス！）こんな感じなんでしょうね（笑） (2015年9月13日 15時) (レス) id: c342f71c4d (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - コメント失礼します…えっとすごく場違いな気しかしません(すごい作者さんばかりで)でもとにかくぶろっちょの必死なところとか可愛いなって思ったりして読ませてもらってます！ (2015年9月13日 0時) (レス) id: c7e9f97efd (このIDを非表示/違反報告)
餡子らーめん(プロフ) - 弥燗邪夢@まふ君依存症。さん» 応援コメントありがとうございます♪ そうなんです。ぶろっちょの見せ場がどうしても多くなってしまうんです笑 ふぶくんの株がこれで上がるなら私は喜びます← 応援とっても励みになります！最後まで書ききれるように頑張っていきますね♪ (2015年9月8日 23時) (レス) id: b3e1ed8c43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：餡子らーめん | 作成日時：2015年4月30日 22時
