story37 ページ41
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『…うーん…あと5分…』
頭の近くで鳴り響く目覚まし時計のアラームを手探りで探してボタンを止める。
だって今日、日曜だよ？休みなんだよ？
二度寝しても問題ない…ある!?
『そうだよ！日曜じゃん！え！？今何時!?…
10時…？
え、碧棺さん11:00って言ってたよね？
あれ？10:30だっけ？』
眠かった目の裏にあの白い髪の毛が浮かんで体が反射的に飛び起きる。
『うわぁ時間ない〜どうしよう〜…』
クローゼットの中から適当に黒いパーカーに黒いデニムパンツをとって着る。
一昨日買っておいて1回も封を切っていない食パンの袋をこじ開けて3枚トーストして、大好きなイチゴジャムを塗る。
ここのイチゴジャムは別格だ。
大きめの潰されたいちごの果肉が甘くて…じゃなくて！
時間に遅れたら私が潰されてしまう…
『時間が経つのが早い…あ〜どうひよう、どうひよ〜』
昨日の有栖川さんみたいにパンを口に入れながらドタバタで準備する。
というか、今日碧棺さんは私に何の用なんだろう？
うーーん、仕事、の以来だよね？多分。
ヤクザだしいろいろあるんだよね。
ボディーガード必要な時もそりゃあ沢山あるよね。
これは…長期顧客ゲットなのでは？
『ん！？10:30!?やばい！』
急いでバックをもってフードを被りドアに手をかける。
ｶﾞﾁｬ__
『行ってきます、』
…誰も返してくれる訳じゃないのにいつも行ってきますとただいまを欠かせない。
待っていれば、｢おかえり｣と返してくれる人がいそうで。
やめよう、架空のことを考えるのは。
今は急がなきゃ。
『ここ、だよね？』
ヨコハマの綺麗な海が一望できる海岸沿いの広場。
碧棺さんから指定された待ち合わせ場所だ。
？｢おい｣
『あ、碧棺さん！』
後ろから声をかけられ、振り返るとそこには
ものすごーーく不機嫌そうな碧棺さんの顔があった。
左馬刻｢おい、てめぇ…んだよ、その服は！｣
『…え？服？』
左馬刻｢なんで俺様に呼ばれてそんなシケた服きてんだよ！？｣
『…好みに合わなかったなら申し訳ないです、だけど仕事の打ち合わせならこの服でも滞りなく行えるかと…』
左馬刻｢は？仕事？｣
『え？今日は打ち合わせなんじゃ、』
左馬刻｢あぁ？
なんで俺様がお前に仕事依頼しなきゃなんねぇんだよ？｣
『…ほら、その、お仕事上色々あるのかな、と』
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hani-R - ぷにぷに左衛門さん» わぁ初コメントありがとうございます！そう言ってくださるとほんとに嬉しい…涙…！！これからﾌﾞｸﾛのメンバーやｵｵｻｶ、ﾅｺﾞﾔも登場して沢山愛される予定ですので是非読んでいただければ(笑顔) (2021年1月7日 15時) (
レス) id: dbddb190fe (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに左衛門 - めちゃくちゃ面白いです！もう続きが楽しみです！ (2021年1月6日 23時) (レス) id: b1fc0b4e72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lotus_r | 作成日時：2020年12月29日 2時
