【haikyu】私､今日限りで烏野高校男子バレー部マネージャーを辞めます【烏野】４

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その日の部活を終えると､及川に入部届の用紙をもらい､遅くならないようにと自主練には残らず､真っ直ぐ家へと帰った｡


夕食を済ませ､汗を流すためにお風呂場へ向かう｡


髪や身体を洗いサッパリしてから着替えて自室へと戻った｡


ふう…｡やっぱり汗掻くからお風呂はいるとサッパリするな…､と思いながらドライヤーを使わずにバスタオルで髪をわしわしと拭いていく｡


課題を終わらせ明日の準備も済ませると入部届の紙を取り出し､必要事項を記入していく｡


あぁ､私､明日から正式に青城男子バレー部のマネージャーなんだよな…｡


春高､今年こそは白鳥沢に勝って全国大会に行きたいな｡


そんなことを考えていると､私の携帯にメールの着信があった｡


メールの送り主は潔子｡


"瑞希ちゃん､今日､武田先生から瑞希ちゃんの転校のこと聞かされて…｡

謝らなきゃ､ちゃんとみんなで話しなきゃ…と思ってたら､もう瑞希ちゃんは烏野にはいなくて…｡

ごめんなさい､瑞希ちゃん｡私が澤村に何も言わなかったから…｡

私､瑞希ちゃんに会ってちゃんと謝りたい"




気付いたら転校してた…ってやっぱりショックなのかな…？


潔子は自分が大地に意見言わなかったから私がバレー部辞めて転校してしまった…って､自分のせいだって責任感じて自分を責めてる｡


確かにあの時は大地に意見言える人いなかったけど､でも潔子は私を庇ってくれたじゃない｡


潔子と旭は私を助けようとしてくれたじゃない…｡


私ね､その気持ちが嬉しかったんだよ｡


だから私のせいで潔子や旭を辛い立場に追い込みたくなかった｡


でもこの気持ちは今は潔子や旭に話せない｡


話したらきっと苦しめてしまうと思うから｡


優しい潔子や旭を悲しませることになってしまうと思うから｡


"転校のこと､黙っててごめんね｡


謝らないで､潔子｡


烏野高校男子バレー部をよろしくね"


私はそう短く潔子へと返信した｡




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