【haikyu】私､今日限りで烏野高校男子バレー部マネージャーを辞めます【烏野】６

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再び目が覚めるとちょうど夕飯の支度を始めるくらいの時間になっていた｡


私は身体を起こすと岩泉が持ってきてくれたドリンクを飲み､喉の渇きを潤した｡


大分身体が楽になっていた｡


熱っぽさが取れ､意識もはっきりしている｡


及川と二口に悩んでることを話したせいか何だかすっきりした気持ちになっていた｡


私は髪や衣服を整えると台所へと向かった｡


台所では舞ちゃんが夕飯の支度を既に始めていた｡


他に金田一と作並がいた｡


｢ごめん舞ちゃん｡夕飯づくりは私やるから｣


舞ちゃんに声を掛けると驚いた顔で私を見つめてきた｡


｢ちょ､大丈夫なの､瑞希ちゃん？二口から聞いたけど熱中症で倒れたんでしょ…？無理しないで休んでていいんだよ…？｣


心配そうに眉を下げ顔を覗き込んでくる舞ちゃんは優しい｡


｢そうですよ､中林先輩｡俺も作並もいるんで､遠慮しないでゆっくり休んでて下さい｣


金田一の言葉に首をコクコク振って頷く作並｡


｢１日ゆっくり休んだからもう大丈夫だよ｡


さすがに夕飯づくりはしないと｣


軽く微笑む私に"じゃあ簡単な作業だけ頼もうかしら"とやることを割り振る舞ちゃん｡


金田一と作並は意外と器用で､手際よく作業が進められていった｡


夕飯のメニューはカレーなんだけど､なんたってみんな体育会系の男子だからね｡


ご飯も多めに炊いたし､カレーもおかわり出来るぐらいいっぱい作った｡


玉ねぎを良く炒めてから入れたからあまみやコクも出てると思うし､豚肉もたくさん入れた｡


隠し味も入れてるからね｡


みんなおいしいって言ってくれるかな…？


4人でカレー､サラダ､スープ､フルーツポンチを作り､食堂へと運んだ｡


そろそろみんな晩ご飯を食べにくる時間だな…｡


そう思いながら青城と伊達工のみんなが食堂へ集まってくるのを舞ちゃんたちと待っていた｡




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