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25｜一瞬の風になれ ページ25
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▫️Your side
今日の一限の講義がある教室は第２ホール
しかし私の足はそことは真反対の図書室へ向かっている
理由は簡単、木全翔也に会う為だ。
大学で出会ってからずっと翔也くんと呼んでいるのに
彼が夢の中で出会った男の子だと気付いてから
なんだかふわふわとした距離感が掴めず、木全翔也と呼んでいる。
図書室のドアを開けると、密閉されていた空気がふっと動いた
目は直ぐに木全翔也をとらえる
「 やっぱり居た･･････ 木全翔也。」
図書委員以外立ち入り禁止のスペースにある
カウンターに突っ伏して寝ている木全翔也
夢で会った記憶の中の翔也くんは
私とそう身長も変わらなくて、手も小さくて、声もまだ高かった。
目の前に居る木全翔也は
私よりも身長が高くて、手も大きくて、声も低い。
今はもう、あの頃の私達とは違うって分かってる。
ただ、あの時の
家という狭い空間が世界の全てだった私に
空の青さを教えてくれたあなたに･････････
「 ずっと、会いたかったんだよ 」
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^^(プロフ) - コメント失礼します！このお話大好きです💞続き待ってます。 (2022年2月16日 18時) (
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作者名：馬渕 | 作成日時：2021年7月2日 0時
