13｜この世界の革命者 ページ13
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▫️Mame side
横を見れば愛おしい彼女が居たのに、
今僕の隣には居ない
なんであの日もっと一緒に居なかったんだろう
なんでAちゃんの気持ちに気付けなかったんだろう
自問自答を繰り返す
きっと何度あの日に戻っても、僕は ＿＿＿＿
翔也「まーめちゃん、顔怖いよ」
突然前方から聞こえた声の主は、木全翔也
翔也くんもAちゃんと仲が良かったっけ
一成「 ･･･ 翔也くん、僕もうどうしたら良いのか 」
翔也「Aちゃん最近笑うこと増えたんだよ。豆ちゃんがそんな暗い顔してたら悲しむんじゃないかなあ」
一成「 でもきっと、僕のこと覚えてないから･･･ 」
翔也「 ･･････ 豆ちゃんはそれで良いの？」
翔也くんの目が、真っ直ぐ僕を貫いた
心の中にある僕の本物の感情をひとつひとつ言葉にして溢すたびに不安になっていた
伝えなきゃ伝わらないのに
伝えたら伝わらない気がしていた
翔也「豆ちゃんはさ、人の何倍も重く考えすぎちゃうから。たったひとつ、大事なものだけを見れば良いんじゃない？？」
”何が大事なのか、今なら分かるでしょ”
そう言い残して上機嫌に食堂へと駆けて行った翔也くんを目で追うことしかできなかった
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▫️Kimata side
下ばかり向いて真っ暗な世界に入ってしまったら
誰かが差し伸べてくれる手には気付けないよ
真っ暗闇から伸びてくる手は怖くて振りほどいてしまうよ
僕の大好きなAちゃんの、大好きな豆ちゃん
もう、優しさばかりに傷付いてしまわないで
あの事故があってから
僕の周りは暗くて、重くて、痛くて、苦しい
そんな居心地の悪い世界は、
はやく変えないといけない。
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^^(プロフ) - コメント失礼します！このお話大好きです💞続き待ってます。 (2022年2月16日 18時) (
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作者名：馬渕 | 作成日時：2021年7月2日 0時
