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11｜見えないとしても ページ11
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▫️Your side
最近、よく見る懐かしい夢
自分の部屋の窓から外を眺めていると
私の方を見て手を振ってくれる男の子
一人きりの日々だった私の隣には
いつしかその男の子が居たの
今日は学校でこんなことを習ったとか
そんな他愛もない話をしてくれたね
夢の中で私はこう言うの
「 声も名前も思い出せないけれど、あの雨の日一緒に外に出て歩いた時に 跳ね立った飛沫も、蛙の声も、鮮やかに覚えているのよ 」
そうしたらね、男の子は
思い出せないこともあるでしょう？
ぜんぶをこころのなかに置いておくことは誰もできないんだよ
……… って言うの
そう、
悲しいことは思い出せないこと
忘れてしまうこと
私はきっと
大事な何かを思い出せなくなってしまったんだ
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^^(プロフ) - コメント失礼します！このお話大好きです💞続き待ってます。 (2022年2月16日 18時) (
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作者名：馬渕 | 作成日時：2021年7月2日 0時
