第4.1話 水色といちごパーカーの二人 ページ2
「…………」
「でも、この町に妖怪の匂いがあるのは確かなの。
ただ生命力が弱い感じ。弱っているのかもしれない」
「やっぱり妖怪の仕業……。よわっているのだったら、
すぐに行方がわかるかな。小学校の怪談というのも気になるし」
「そうねぇ。じゃあ、明日はAと私で、怪談の事を
調べてきましょうか。もっけは、それぞれの火事の現場へ行ってみて」
「わかった」
「……焼け跡から何かわかるかもな」
〜・〜・〜
翌日の土曜日。もっけが火事のあった現場へ行っている間、
私とスネリは小学生が集まりそうな所に行ってみることにした。
「どこに東小の子供がいるかしら。図書館とか?」
「でも西小の子達もいるかもしれないよ」
「そうねぇ……近くの公園やもしかしたら学校も開放してないかしら」
「たぶん……行ってみないとわからないけれど」
そうして、小学校へ突入。
東小は町の郊外にあって、周りが田んぼの中にぽつんと建っていた。
門は開け放たれ、子供たちがドッジボールやサッカーをして遊んでいる。
「良かったわね。ここでなら間違いなく怪談を聞けそう……A?」
「……なっ、何でもない、行こうっ」
〜・〜・〜
東小の中に入って(中学生なのに入って怪しまれないのが不思議だった)
近くにいた水色の服を着た女の子に話しかけてみた。
「こんにちは……」
恥ずかしそうに答えたものの
もう一人のいちごセーターの子と 顔を見合わせて黙っている。
「えっと、ちょっと教えてほしいのだけど。この学校で怖い話ってある?」
「あなた知らないの? 何歳?」
「天s……じゃなくて、十四歳。中二だよ。」
「私のお姉ちゃんも中二だけど、あなたなんて名前?」
「私はこの辺の学校の生徒じゃないの。噂を聞いて
どんな話なのかと思って、気になって友達とここまで来たの」
「ふうん……」
「理科室の怪談の事……?」
第4.2話 火事の事件と怪談→←第4話 モテてる……のか? 祝90個目!
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作者名:フェイル | 作成日時:2010年10月29日 17時