続き ページ3
そっと手を握られ、体を引き寄せられる。
咄嗟の事に抗えずきんときの方へ歩くと、
shk「っへ…！？」
優しく抱きしめられた。
きんときの体温が秋の空気の何倍も暖かくって安心する。
shk「きん、とき…？」
俺を抱きしめたまま動かなくなった彼の名前を呼ぶ。
反応が無い。
どうして
どうしてなんも言ってくんないの。
何か喋って、お願い……
kn「シャークん。」
shk「！……な、何…？」
やっと喋ってくれた……
だけどこちらを見据えるきんときの目は何を考えてるか分からなくて
思わず後退りしそうになる。
その腰をグッと掴まれ真っ直ぐ言う。
kn「今日、俺らが付き合って1周年だよ。」
shk「っへ…？、ぇ、今日…？？」
そんな馬鹿な。付き合ったのは修学旅行後。
だから今日のはずが………
kn「今日だよ。」
shk「へぇゅｯ……」
あまりにもはっきりと断言され、困惑する。
え、だって、今日？？
今日なんて聞いてないよ？
いや、はっきり覚えてなかった俺も悪いんだけど……
……あれ、俺、最低じゃん。
いつかのドキュメンタリーで見た事がある。
恋人になって幻滅されるランキング。
1位とまではいかったけれど上位だったはず。
『記念日を忘れる』
……体が、固まるのが分かった。
頭は考えるのを止め、肺もこれ以上空気を吸おうとしない。
kn「しゃけ…？」
やだ。嫌われたくない。お願い。
嫌わないで。やだ。まだ好きだから。ごめん。お願い。
別れたり、しないで。
kn「しゃけ……？シャークん…？？」
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Ri_0408(プロフ) - めちゃくちゃ最高の片思いのすれ違いの物語です(><)続きよかったら書いて欲しいです(><)いつまでも待ってます！ (2023年1月3日 1時) (
レス) @page9 id: 7be610d164 (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢 - 題名に検索避けをしてください。 (2022年11月7日 19時) (レス) id: 15e99861f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ | 作成日時：2022年10月30日 12時
