注射【15】 ページ20
junko side
年に一回来るこの時期。
そう、インフルエンザの注射。
我が家は私、お爺ちゃん、崇ちゃん、智子、大ちゃん、のんちゃん、Aの全員が打つ。
そんな簡単にいかないのがこの行事。
1番と言っても過言ではないぐらい荒れる。
淳「注射打ちに行くで」
智「はーい」
1番素直なのがお姉ちゃん。
智「のんちゃん行こっか〜」
望「ん〜蚊みたいに痛みもなにもわからん針あったらええのに。」
なぜか冷静なのがのんちゃん。
崇「お、お、お、おう。」
強がってるがめっっっちゃ動揺してる長男。
爺「ばわああああぁぁーー泣」
意味不明すぎる泣方をするお爺ちゃん。
『………………』
ショックすぎて無になるA。
ちなみにこの間に打てばめっちゃ楽。
大「え!!!!嫌や!!!嫌や!!」
1番騒がしいのが大ちゃん。
淳「行くで。」
とりあえず連れていく。
看護師「中間さん〜」
看護師さんに呼ばれて部屋に入る。
看護師「誰からやりますか?」
淳「Aからでお願いします。」
おとなしい間にやってもらう。
続いて私、智子、のんちゃんもやってもらう。
淳「お爺ちゃん!注射打ちますよ!」
爺「嫌やー」
淳「無視してやってください」
爺「ああああああああ」
まったく。インフルエンザの注射大変やわ。
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作者名:わたがし*ふわり | 作成日時:2022年7月31日 1時