タイムスリップした先は…

8話　スゲー似合ってる ページ9

輝宗「政宗。帰っていいぞ。Aも待っているんだろ？」


政宗「はい…」


ー ー ー ー ー ー ー

ガラガラッ


貴女「！政宗っ！」


政宗「いい子で待ってたか？」


貴女「は？」


政宗「待ってたか。偉い偉い。」


政宗はAの頭をクシャクシャと撫でる

(馬鹿にされるような…)

政宗「そうだ。これ。着物」


貴女「…いいの?!」

見せられたのは、青色の綺麗な着物。


政宗「…んー。『欲しいです！政宗様！』
って言えたらくれてやる」


貴女「・・・」


政宗「w冗談だ。真に受けるな」


貴女(政宗の冗談は嘘に聞こえない…)


政宗「…言いたいなら言ってもいいぞ？」


貴女「言いたくないっ！」


政宗「そう言われると言わせたくなる。言ってみろよ」


貴女「え…？」


政宗「言えよ。『欲しいです！政宗様！』ってw」



貴女「…もういらない」


政宗「嘘だw受け取れ」


貴女「…ありがとう」


政宗「着てみろよ。…着付けできるか？」


貴女「…できると思う？」


政宗「思わねぇよ。着せてやるから、とりあえずその、脱がし方の分からねぇ着物を脱げ」


貴女「…はぁ?!///」


政宗「…なんだよ。着れねえなら着せてやるってだけだろ」


貴女(なに、この人…)


政宗「…んじゃ、女中を呼ぶか」


政宗「呼んでくるから待ってろ」


ガラガラ

襖が開く。


女中「政宗様からお聞きしております。着付けさせて戴きます。」


貴女「あ、はい…」


数分後…


女中「とても似合ってます！政宗様もきっと喜びます！では、私はこれで。
政宗様をお呼び致します！」


貴女「あ…ありがとうございます…」


女中さんが部屋を出て行った後すぐに
ある人の声が聞こえた。


政宗「おーい。入るぞ。」


貴女「えっ?!あ、うん…」


襖を開け、政宗は部屋の中に入った


政宗「・・・」


貴女「な…なんか言ってよ…」


政宗「やべぇ///…スゲー似合ってる。」


貴女「なっ…」(なんでこんな事普通に言えるの…)


政宗「良かった。寸法もぴったりだな」


貴女「うん」


貴女「さっき何話してたの？」


政宗「あー…」(もう言っていいか)


政宗「祝言の話だ。そろそろ俺もしねぇといけねぇからな。子孫を残す為にな…」


貴女「祝言…？」(なにそれ)


政宗「男と女の間で夫婦関係を生じされる事。」


貴女(結婚のことかな…)


政宗「で、お前と祝言を挙げる、という話だな」


貴女「………はぁ？！？！」


ーーー
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