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第9話 ページ10

そして今、虎が現れる(らしい)倉庫に来ている。




私達はそれぞれ木箱の上に座る。




ちなみに私は太宰さんのすぐ隣ですね。




太宰さんに引っ張られてって、そのまま座りましたよ。はい。




中島「...太宰さん...何を読んでるんですか...?」




太宰「良い本。」




完全自 殺だってさ。いや、どこが良い本なの。




中島「こんな暗い中でよく読めますね。」




太宰「目は良いから。それに、内容は全て頭に入ってるし。」




付箋の量が凄いもんね。




中島「じゃあ何で読んでるんですか?」




太宰「何度読んでも良い本は良い。」




中島「ぅえぇ...」




いや、どこが良い本なの。((2回目




中島「.....本当に虎はここに現れるんでしょうか。」




太宰「現れる。」




中島「ヒッ!」




イケボですの。やっぱ宮野さんの声だから。←メタイ




太宰「心配いらない。」




中島「え?」




太宰「虎が現れても私の敵じゃないよ。こう見えても武装探偵社の一隅だ。」




こう見えても、どう見えても、そうにしか見えないよ。←何を言ってるんだ。




中島「凄い自身ですね。なんか羨ましいです。僕なんか孤児院でもずっとダメな奴って言われてて、その上、今日の寝床も明日の食い扶持も知れない身で。確かにこんな奴がどこで野垂れ死 んだって誰も気にしない。いや、いっそ虎に食われて死 んだ方が...」




敦君が野垂れ死 んだら私が気にするよ!




太宰「...さて、そろそろかなぁ。」




ガシャーン




「ビクッ!」




中島「え?!」




...風ってわかってても怖いものは怖い...。




私が少し怯えたからか、太宰さんが頭を撫でてくれた。




凄い安心する...。




中島「い、今、奥で物音が...」




太宰「そうだね」




中島「きっと奴ですよ太宰さん!」




太宰「いや、風で何か落ちたんだろう。」




中島「人喰い虎だ!僕を喰いに来たんだ!!」




「落ち着いてください敦君。虎はあんな所からは来ません。」




中島「どうしてわかるの?!」




太宰「そもそも変なのだよ。」




中島「へ??」




太宰さんの推理が始まった。私も参加しよう。









____________


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夜* - ジュリさん» ありがとうございます!がんばります!!! (2018年2月1日 13時) (レス) id: 0f5db54152 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - めっちゃ面白いです更新楽しみにしてます! (2018年1月31日 0時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - 夜*さん» はい、お互い頑張りましょう!!(≧∇≦)b (2018年1月7日 17時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
夜* - ユキナさん» ありがとうございます!楽しみにしててください!w (2018年1月7日 12時) (レス) id: 38dd1fe22f (このIDを非表示/違反報告)
夜* - 酒夜月さん» ありがとうございます!頑張ります!そちらも更新頑張ってください!! (2018年1月7日 12時) (レス) id: 38dd1fe22f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜* | 作成日時:2018年1月2日 21時

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