第7話 ページ8
思い出そうとすると頭痛がする。
ここへ来る前まで一人暮らしをしていて猫を飼っていたということだけしか思い出せない。
お母さん…夢の中で出てくる…お母さんは何に必死になって叫んでたのだろうか…
お母さん…会いたいよ…
ガチャ(扉の音)
センラ「あ,調子はどうです?あ、自己紹介する前に倒れてしまったから言いますね。僕はセンラといいますー」
A「大分,楽になりました。あ、肩…」
センラ「血がなかなか止まらなくて止血するの大変だったんですよ。」
肩には大きな絆創膏が貼られていた。この人が手当てしてくれたんだ。
案外良い人なのかな?
A「あ、あの、この屋敷に住んでいる人はみんな…その吸血鬼なんですか?」
センラ「センラもですけど、うらたんと坂田とまーしぃも4人みんなそうですよ」
みんなそうなんだ。あれ、まーしぃ?
あだ名??
A「まーしぃ??」
センラ「紫色の髪をして目の下にほくろがある人ですよ。まぁ、ちょっと…ていうか大分性格ひねくれてるんで慣れないかもしれませんけどね」
どうやら、うらたさんと坂田さんと今いるセンラさん以外にもあと1人私の知らない人がいるみたい。
まだ会ってないけどいずれ会うんだろうな
センラ「あ、Aお腹空きません?そろそろ夕飯の時間が。」
吸血鬼でも、ご飯とか食べるんだ
でも私はここでのんびりまったりと過ごすわけにはいかないんだ。
よくわからないこの屋敷から出なければ行けない。
何とかしなきゃ。お母さんも心配。
そう簡単には逃げられない…
みんなに懐くふりをして逃げよう。
だから私はしばらくの間、嘘だらけの日々を送るのだった。嘘の笑顔で。
A「はい!お腹とっても空いちゃいました!夜ご飯何かな〜」
そう言ってキッチンに向かい出したのだった。
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ぱらら(プロフ) - コメント欄失礼します!嘘っていう漢字がちくわに見えました←それを言いたかっただけです!失礼しました! (2022年7月28日 8時) (レス) @page29 id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - よっし!吸血鬼から逃げる為に全力で自殺しようぜ!(。・∀・)bグッ (2019年3月28日 23時) (レス) id: 96b1c577ba (このIDを非表示/違反報告)
りっちー(プロフ) - 豆腐ットゥさん» 応援してます!頑張って下さい! (2018年6月27日 6時) (携帯から) (レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐ットゥ(プロフ) - りっちーさん(*´∀人)ありがとうございます♪口調がイマイチ掴めてないので頑張りたいと思います! (2018年6月26日 20時) (レス) id: c04fcf7d4e (このIDを非表示/違反報告)
りっちー(プロフ) - 完結おめでとうございます! (2018年6月26日 20時) (携帯から) (レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐っトゥ | 作成日時:2018年6月17日 0時