4人の吸血鬼の愛し方(浦島坂田船)

第23話 ページ25

はぁ………

ため息が部屋に響く

天気も荒れており気分ダウン中…

ジメジメとした日々がもうこれで4日目だ

この4日はとても憂鬱だった

暇だな〜

坂田さん暇そうな感じだから行ってみよう

てな感じで坂田さんの部屋を探しています

てか広すぎてどこにあるのかわからない！

と思っていたら廊下の電気が消えた

おそらく停電だろう

A「暗っ…雷のせいかな…何にも見えないんだけど……」

と思っていたら誰かとぶつかった

A「痛っ、誰ですか？」

うらた「A…？何してんの？」

うらたさんだった

A「いや暇だったので坂田さんの部屋に遊びに行こうと部屋を探していたら停電になってしまったので」

うらた「坂田の部屋に？俺じゃなくて？」

なんだかうらたさんの様子が変だった

A「うらたさん？あのどうしたn…ん！」

いきなりキスをされた

しかもうらたさんの舌が侵入してくる

A「ん！……や……はな……して」

そう言うとうらたさんは離れた

A「なんで…？こんなことするの？」

うらた「…A……この屋敷から帰りたいって前言ってたよね？」

いきなりそんな事を聞かれた

でもそれは結構前の話

今の私には帰るところがない

A「たしかに言いましたけど…」

うらた「逃げるなら今のうちだよ」

逃げる…？帰るんじゃなくて？？

どういうことなの…？

A「どういうことなんですか？逃げる？そしたら私は一人になってしまいます……」

うらた「ここに一生いるの？」

A「……一生……」

うらた「Aだってやりたいことあるでしょ？だったらこの屋敷から出て平和に暮らすべきだよ…」

A「やりたいこと……わかりました。考えておきますね。あ、停電が直った」

電気がつき、うらたさんの顔がよく見えた

とても暗く何かから逃げてる感じがした

A「うらたさん？ほんとに大丈夫ですか？目の下の隈とかやばいですよ。」

うらた「俺じゃなくて自分の心配しろよ」

自分の心配？

A「……わかりました。じゃあ私はこれからどうしたいか部屋で考えていますね。」

そう言い部屋に戻った









うらた「早く決めないと……間に合わねぇんだよ…」

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