38 ページ39
--
「Aちゃん、どうしたの!?その目」
昨日の今日でまだ心の傷は癒えてないが
バイトを入れていたためナルセに来ていた。
おじさんの会って第一声がそれだった。
私は昨日、ずっと泣いていた。
そのせいで目が腫れて別人のようになってしまった。
「なんでもないです。大丈夫ですよ。」
「今日休んでもいいよ？」
「休んだ方がしんどいので働かせてください。」
無理しないでね。と優しく話してくれるおじさん。
心配かけてしまっていることに
申し訳ないという気持ち。
ｶﾗﾝｺﾛﾝ
「いらっしゃいま…！」
いつも通りご案内しようとお客様の方に
向いたらそこに立っていたのはあらきさんだった。
どうしよう。と一瞬戸惑ったが
いつも通りこれは仕事だし
いつも通り接することが最善の選択だと思った。
「お席にご案内しますね。」
いつもあらきさんの座っている席にご案内した。
目が腫れている状況で
あらきさんに会っている状況が本当に嫌だ。
あらきさんがすいません。と手を挙げていたので
注文を取りに行く。
「クリームソーダで。」
「かしこまりました。ごゆっくりどうぞ。」
「ねえ。」
クリームソーダと注文してくれたことに
なんだか嬉しさがこみ上げてきて涙が出そうだ。
「なんでしょう。お客様。」
「なにその他人みたいな。」
「……。」
「バイト終わったら話せる？」
何を言われるんだろう。怖い。
本当は断りたいが、ずっとこのままだと
私はダメな人間になっていく気がした。
きちんと区切りをつけるべきだと思った。
--
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おだんご(プロフ) - なるさん» ありがとうございます！そう言っていただけてうれしいです(*´`)少し時間がかかってしまうかもしれませんが、書きたいと思っております！コメントありがとうございます(*´`) (2021年6月5日 8時) (
レス) id: d246a24e38 (このIDを非表示/違反報告)
なる - 完結お疲れ様ですー！ほんとに楽しく読ませていただきました。個人的にはあらなるめい、センラさんが好きなのでこの小説の続きと共にそちらも楽しみにしてます！ (2021年6月5日 6時) (レス) id: 0c91d8dbd6 (このIDを非表示/違反報告)
おだんご(プロフ) - 「のあ」さん» ありがとうございます！Eveさん！！続編と並行して書こうかなと思っています(*´`)今設定考えて書き溜めてる状況です!! (2021年6月5日 1時) (レス) id: d246a24e38 (このIDを非表示/違反報告)
「のあ」(プロフ) - はじめまして！完結おめでとうございます！続編楽しみにしてます！あと個人的にはEveくん推しなのでそっちも気になってます...！ (2021年6月4日 22時) (レス) id: 9e4300bc4a (このIDを非表示/違反報告)
おだんご(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！！続編前向きに検討します(*´`)コメントしてくださってありがとうございました!! (2021年6月4日 20時) (レス) id: d246a24e38 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おだんご | 作成日時：2021年5月13日 11時
