キラキラ輝く君を見つけた【nqrse】

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「じゃーん。」



今は部活の時間。

めいちゃんとなるせくんとどんな曲をやるか

話し合っているところだった。

そこで急になるせくんがカバンをゴソゴソと漁りだし

小さいポスターを見せてきた。



「なに?」

「ライブに出よう!」

「・・・ライブ?」



はい。となるせくんがもっていたポスターを渡され

しっかり見ると大きく出演者募集と書かれていた。



「俺がよく使ってるスタジオの人に

出ないかって誘われたんだよね。

せっかくバンド組めたしライブしたくない?」



なるせくんの言葉とポスターで胸が高鳴るのがわかった。

・・・ライブに出たい。

ステージで演奏してみたい。



「なるせナイスすぎる!!出たい!!」

「Aは?」



少し心配そうに私の様子を伺うなるせくん。

そんな彼の目をしっかり見て私は本音を口にした。



「私も出たい。」



私がそう言うとなるせくんは安心したような

嬉しそうな顔をしてやったと小さく呟いていた。



「じゃあライブまであと1ヶ月くらいあるから

3人でめちゃくちゃ練習しような。」

「うん。頑張る。」

「うおー!!楽しみだー!!」



あと1ヶ月。

正直1ヶ月で上手くなれる自信はない。

1ヶ月は長く見えてぼーっとしてたらすぐ終わってしまうし

楽器なんてものは一朝一夕で上手くならない。

不安が大きい。

でも同じくらい楽しみな気持ちも大きくなっていた。



「あはは。」



急に笑い声が聞こえてきて不思議に思い声がした方を向くと

なるせくんが私を見て笑っていた。



「え、なに?」

「不安だけど楽しみって顔に書いてある。」

「えっ。」

「わかりやすすぎて笑っちゃった。」



そんな顔に出てた?

なんだか恥ずかしくなって顔を手で隠す。

そうしたらまたなるせくんがあははと笑った。



「頑張ろうね。」

「・・・うん。」



恐る恐る指と指の隙間からなるせくんを覗くと

すごく優しい顔で微笑んでいた。





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(余談)

なるせさんお誕生日ですね。

27歳のなるせさんもめちゃくちゃ推していこうと思います。

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