意地っ張り��(三橋) 『トッシーさんリク』 ページ25
私の彼氏、三橋貴志は卑怯者で、強くて、千葉最強で、変態で、いじわるで、優しくてかっこいい人です。
そんな彼と、ひょんなことから入れ替わりました。
三橋 「なんで、こんな貧乳チビバカドジと入れ替わんなきゃ…」
『はぁ！？私だって金髪バカ変態になんてなりたくなかったわ！』
…今、授業をサボって、屋上にいます。
今日の朝のHR前に、二人で屋上にいたら、眠気に襲われ、二人で肩を合わせて寝ていた。
それで、起きたら…こうなってた。
意味わかんないしぃぃ！
私は痺れを切らして、屋上から出る。
『いいから、私は貴志のふりするから！あんたもそうして』
あー、ムカつく。
貧乳だし、チビだし、バカで悪かったねー。
貴志と釣り合ってないのはきっと事実。
あーぁ、もう愛想つかされちゃうかも、
私は教室の後ろのドアを足で開く。
『あー、すんません。腹痛くて』
椋木 「おぉ、大丈夫か？」
『大丈夫っす』
とりあえず、授業を寝てるフリして聞く。
椋木 「忍れど、色にいでにけりわが恋は……、はい三橋、この歌を詠んだのは？」
私はゆっくりと立ち上がる。
『平兼盛、で光孝天皇のひ孫にあたる人物』
恋を隠しきれずに、人に問われるほど、顔に出てしまっている。
そういう、甘酸っぱい恋の唄。
クラスがざわめいている…
やば、三橋って馬鹿だった((
椋木 「今はただ、思い耐えなむ、とばかりを…人づてならで………」
『左京大夫道雅、関白の藤原道隆の孫にあたる人物が詠んだ切ない恋の唄』
椋木先生はなんか喜んでるけど、私はまた寝たふりをする。
目の前の、空いている私の席を見つめていたら、涙が浮かんでくる。
がたんっと教室のドアが開く。
三橋 「あ、すみません、ちょっと体調悪かったんですけど、大丈夫になったので」
三橋は私を装ってそう言った。
私は急いで涙を拭う。
三橋は私に目配せするとニヤッと笑った。
椋木 「じゃあ、A、清少納言が詠んだ歌は？」
やばい、やばい。
私はさっとノートを破ってその唄を書く。
三橋 「夜をこめて、鳥のそら音は、はかるとも…世に逢坂の関は許さじ」
イントネーション怪しいけど、セーフかな？
椋木 「さすがだな、うん」
先生は安心したようで、三橋は私の方を向いて笑う。
三橋は私が伸ばしていた足を自分の足で挟んだ。
『ちょっ…』
〜〜〜〜〜
続きます！
意地っ張り��(三橋) 『トッシーさんリク』→←男の勲章 (三橋、伊藤) 『夜桜さんリク』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 276人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めま(プロフ) - ひーちゃんさん» そう言ってもらえてよかったです！またお願いします (2019年1月8日 21時) (
レス) id: a560e197f6 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - リクエストありがとうございました！！すごく素敵でした！！ (2019年1月8日 0時) (レス) id: 3f4ccbd374 (このIDを非表示/違反報告)
めま(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» わかりました！その設定面白そうではやく書きたくなりました笑リクエストいつもありがとうございます (2019年1月7日 21時) (レス) id: ac085443f8 (このIDを非表示/違反報告)
めま(プロフ) - ゆっきーまうすさん» 喜んでいただけてよかったです！またお願いしますr(≧ω≦*) (2019年1月7日 21時) (レス) id: ac085443f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーまうす(プロフ) - あ”あ”あ”あ”！最高でしたあああ！！！ありがとうございましたあ！！！ (2019年1月7日 20時) (レス) id: c77659ad60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めま | 作成日時：2018年12月24日 17時
