れもんすかっしゅ(今井) 『なーこんさんリク』 ページ21
『あー、疲れたね…』
部活仲間と来るいつもの喫茶店。
そこには、いつも決まった時間に決まった人がやってくる。
青い学ランに、大きな体。
いつも、すこし小柄な男をとふたりで必ずやってくる。
そんなことを考えていると、店員さんに注文を聞かれる。
『あ、レモンスカッシュひとつ』
友達 「あー、あんたいつもそれだよねー笑」
店員 「まぁ、うちのレスカはどこよりも美味しいって言ってくれたしね」
『うん！ここで飲んだらもう他は飲めない笑』
店員 「そのセリフ、あの男の子からこのあいだ聞いたなー笑」
『えっ！？』
店員さんがさしたのは、いつもいるあの人。
そんなことも気がつかず、その人は連れの人とへらっと笑っていた。
？ 「あ、店員さん！レスカお願いします！」
その人が大きな声で叫んだ。
私と、同じ。
運命なんて言葉、柄じゃないけど、嫌いじゃない。
信じたいような、疑いたいような。
でも、心が叫んでる。
話しかけろって。
運ばれてきたレモンスカッシュを口に運ぶ。
爽やかな炭酸と、レモンの風味。
夏を思わせるような、爽快感にのまれる。
飲みながら、ふと顔を上げると、その人と目が合う。
口元を押さえている男。
急に立ち上がって、男は私の横に来て、私の手をとる。
？ 「俺は、紅高の今井です！あなたのお名前を教えてください！」
私に今まで、向けられることのなかった目が、声が、真近に。
胸は不思議と高鳴って、体は熱くて、ふわふわして。
『あ、Aです…今井さん…ですね』
あなたの名前を繰り返す。
今井 「Aさんっ…名前までお美しいとは…」
彼のお世辞も、少し嬉しくて。
『…ありがとうございますっ/////…今井さんの下のお名前は？』
今井 「勝俊ですっ！…Aさん、また会いましょう！」
『あ、はい…また！』
勝俊さん、か…
私の友人は出て行った今井さんを見て、私に色々と聞いてくるが、何も言えない。
高鳴る胸に、火照る顔に。
今、口を開けば多分、出てくるのは彼のことばかりだ。
どきどきして、甘酸っぱいような、さわやかな、
れもんすかっしゅみたいな、恋をした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リクエストありがとうございました！
旅行中なので、更新遅いかもです…
恋心(谷川) 『なーこんさんリク』→←嫉妬��(伊藤) 『鈴さんリク』
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めま(プロフ) - ひーちゃんさん» そう言ってもらえてよかったです！またお願いします (2019年1月8日 21時) (
レス) id: a560e197f6 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - リクエストありがとうございました！！すごく素敵でした！！ (2019年1月8日 0時) (レス) id: 3f4ccbd374 (このIDを非表示/違反報告)
めま(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» わかりました！その設定面白そうではやく書きたくなりました笑リクエストいつもありがとうございます (2019年1月7日 21時) (レス) id: ac085443f8 (このIDを非表示/違反報告)
めま(プロフ) - ゆっきーまうすさん» 喜んでいただけてよかったです！またお願いしますr(≧ω≦*) (2019年1月7日 21時) (レス) id: ac085443f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーまうす(プロフ) - あ”あ”あ”あ”！最高でしたあああ！！！ありがとうございましたあ！！！ (2019年1月7日 20時) (レス) id: c77659ad60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めま | 作成日時：2018年12月24日 17時
