第五十四話 ・皆に相談・ ページ9
祐一「…そうか。封印が…」
改めて次の日の昼食時に昨日の事を話した。
真弘「しかしよー。俺が見回りしてても、人物どころか気配はなかったぜ？」
慎司「でも封印と直接関わりのある玉依姫なら、分かってもおかしくないんじゃ…」
拓磨「とにかく。その封印に行ってみる価値はありそうだな」
祐一「場所は分かるのか？ A」
A「はい。ここから北の方角の…、確か大木の封印です」
それに皆が驚く。
慎司「え…何で場所…？ も、もしかして一人で行ったんですか！？」
A「違うよ行った事ないし。なんと言うか、脳裏に像が浮かぶってか…」
祐一「玉依の血とはいえ、とんでもない成長の早さだな」
拓磨「……」
無言で何故か不満げな拓磨。
A「…何でお前は不満そうなんだ」
拓磨「だってよ…。最近…、狗谷の野郎よくAと会ってないか？」
これに守護者一同「ああ〜」と言う様な顔をする。
真弘「帰りっつっても流石に頻繁過ぎるよな。まさか毎日見かけてんじゃねーのか！？」
(名前「無いよ。流石に」
…実は毎日見かけてはいたのだが。
慎司「もしかしてA先輩に興味を持たれたとか…(ﾎﾞｿｯ)」
・
全員−A「………」
・
その途端、一瞬の静寂。
拓磨「ないな。絶ッッ対にない」
真弘「あったとしても一度シバかねぇとな」
祐一「場合によるな」
慎司「ちょっと嫌ですかね…」
A「…？」
何だろう。この微妙な空気は。
A「…そんな事より、問題の封印には放課後に行こう。どの道明日は休みでしょ」
真弘「いいけどよ、大蛇さんにはどう連絡すんだ？」
拓磨「白淵じゃないのか？ この流れだと」
白淵「ニ」
待っていたかのように白淵が出てくる。
A「これ…で…と。よし、この手紙大蛇さんに渡して来てくれるか？」
白淵「ニー！」
そして白淵は屋上から離れる。
祐一「封印に何も問題がなければいいんだが…」
小さく呟く祐一先輩。
A「…そうですね」
私はそう答えたが。
これは唯では済まないと予感していた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーキャラ
鬼崎 拓磨
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
睦月 雪(プロフ) - 続編おめでとうございます！とても好みの作品です！読んでいて飽きないし面白いです。更新がんばってください！楽しみにしてます(*^^*) (2016年7月5日 10時) (
レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いものとロリショタ好きな色々危ない甘党女子高生 - いやぁ、楽しみです！更新頑張って下さい！(アリア…ツンデレかな？) (2015年8月1日 23時) (レス) id: 8e4538ac73 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！頑張ってください( *´艸｀) (2014年8月9日 3時) (レス) id: 6b26f8502c (このIDを非表示/違反報告)
いちご - この小説とても好きです！続きが楽しみです！ (2014年6月19日 23時) (レス) id: 90a9777227 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 続き楽しみにしてます。がんばってください。私も何か作品作ろっかな〜 (2013年8月12日 16時) (レス) id: 724a281d4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蓮水 | 作者ホームページ：http://yaplog.jp/roconails/
作成日時：2012年5月6日 23時
