#５ 神様に感謝 ページ5
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side/Masaki
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あれからあっという間に
月日は流れていき、
気がつけばもう、
卒業式。
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そういえば、
いろんなことがあったなぁ。
なんて考えているうちに、
プログラムはどんどん
進んでいき、
あっというまに、
答辞。
先｢答辞。卒業生代表32HR、中原Aさん。｣
貴｢はい。｣
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卒業生代表って、
Aだったんだ………
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そう思いながら、
彼女の言葉に耳を傾けた。
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貴｢答辞。
桜の蕾がそっと膨らみ、春の風が、私たちの頬を優しく撫でていきます。
思い返せば、この三年間で、様々な出来事がありました。｣
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確か、俺たちが
付き合い始めたのは、
２年の文化祭の時だったかな。
幼稚園からずーっと一緒で、
なかなか幼馴染みから
抜け出せずにいたあの頃が、
つい最近のことのように感じる……
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回りを見渡せば、
涙をぬぐう人や
鼻水をすする人が
多くいた。
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答辞を言ってるAも、
涙声になってきていて
そんなAの姿を見て
俺の目頭もだんだん
あつくなってきた。
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貴｢大切な友達、大切な先生、そして、大好きな人に巡り会わせてくれた神様に、感謝しています。
この学校を卒業できたこと、とても誇りに思います。
３年間ありがとうございました。
卒業生代表、中原A。｣
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大好きな人に
巡り会わせてくれた
神様に感謝―
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俺も、神様に感謝だなぁ 笑
なんて笑ってたら、
席に戻ってきたAと
目があった…………
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いや、気のせいかな。
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そうだ。
気のせいだ、きっと。
Aが俺と目があって、
すぐ、そらすわけないし。
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雅｢気のせい、気のせい。｣
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そう思うことで俺は、
そらされたという"現実"から、
逃れようとしていた。
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あのとき、君がどうして
俺の目をそらしたのか、
今ならわかるよ。
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今更って、
感じなんだろうけどね 笑
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嵐佳(プロフ) - 管理人さん» ないですないです(笑) それはわたしも思います！なんだかｲｲですよね(*´∀｀*) (2012年5月12日 6時) (携帯から) (
レス) id: 2120363929 (このIDを非表示/違反報告)
嵐佳(プロフ) - 管理人さん» いやいやいやいや！！それはないですよ(笑) (2012年5月7日 17時) (レス) id: 4384aac151 (このIDを非表示/違反報告)
嵐佳(プロフ) - 管理人さん» はい＾＾ てゆーか文才ありまくりですね！！尊敬しちゃいます☆ (2012年5月4日 13時) (レス) id: 4384aac151 (このIDを非表示/違反報告)
管理人 - 嵐佳さん» 嵐佳様、ご来店誠にありがとうございます♪ また明日、次のオルゴールでお待ちしてますね!笑 (2012年5月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 789f129c26 (このIDを非表示/違反報告)
嵐佳(プロフ) - どーも！来ました(笑) いいですね〜！「泣き虫(名前)ちゃん」のとこキュンとしました！！ 次のオルゴールはまた明日見ますね！ (2012年5月4日 9時) (レス) id: 4384aac151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：原Ｍユナ | 作者ホームページ：http://yaplog.jp/arashi-m/#t
作成日時：2011年2月21日 18時
