44話:お腹がすいた ページ5
『すみません
もう少し石田さんの話をしたいのですが
次の収録があって』
残念そうな顔をした私に
朴さんは、おう！頑張ってね！
と、見送ってくれた。
「遊佐くんにちゃんと
連絡返してあげるんだよ！」
最後、私に一言添えて。
マネージャーの本田さんの
迎えの車の中
私は、手に携帯を取り
自身の携帯の見た。
【お仕事頑張ってね】
【お疲れ様〜、お仕事終わった？】
【あと、少しで一緒の収録だね】
これにどう返せば良いんだ。
ずっと、私のメッセージは
【お疲れ様です】で、止まっていて
そのまま送信が出来ていない。
『ぐぬぬ…』
「どうしたー？」
私が唸っていると
本田さんが声をかけてくれた。
『いや…ひたすら送られてくる
メッセージに対してどういうことを
返せばいいんですかね？』
と、私が真剣に質問すると
本田さんか、なんじゃそりゃと笑う。
「Aちゃんの事が気になってるんでしょ？
その人はどんな返事でもきっと嬉しいよ」
その言葉にをきいてまた
携帯とにらめっこをする。
少しづつ指が動く
【お疲れ様です、お腹すきました】
これが今の正直な気持ち
自分が、送ったメッセージを
見つめていると既読がつき
【かわいい】
返ってきた
そのたった4文字を見て
私は携帯を座席に素早く伏せ深呼吸をした
自分もなかなか意味不明だが
相手もなかなかだ…
何事もなかったかのように
台本を取り出して目を通し始めた。
これから仕事これから仕事これから仕事
と、ブツブツ呟いている姿を本田さんが見て
笑っている。
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縦の糸(プロフ) - 白雪様:ありがとうございます！もー！！本当にとってもとっても嬉しいです！！！遊佐さん、石田さんかっこいいですよね私も大好きです！コメントありがとうございました！頑張っていきます！ (2020年8月2日 0時) (
レス) id: 1b6e254182 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 好きです！！何が好きかと言われると全部ってなっちゃうんですけど全て好きです！！文章もとても好みな書き方(？)です！私も遊佐さんや石田さんの声本当に大好きなので、これからも無理のないように更新頑張ってください！ (2020年8月1日 3時) (レス) id: 8741436f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：縦の糸 | 作成日時：2020年7月30日 1時
