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ハンターのみんなは、見た目はなかなか怖いがとてもいい人ばかりだった。レオさんは私にハンターのいろはを教えてくれた。ベインさんは自分の作った果物を使ったフルーツタルトをワンホール手渡してくれた。ジャックさんは美味しい紅茶の葉とクッキーをくれた。(うなぎゼリーには閉口したが。)ジョーカーさんは沈みがちな私に曲芸を披露して笑わせてくれた。ヴィオレッタさんは手作りの衣装を作ってくれた。(私が会うことのない名も知らない黒無常の分も作ってくれていた。)美智子さんは……私の髪をいじって遊んでいた。無邪気な笑顔が可愛らしく、元気をもらえた。(女性のような髪型にされてみんなに笑われたが。)ハスターさんはどこからともなくたこ焼きを出してきた。私は両手にたくさんのものを抱いて部屋に戻ろうとした。するとレオさんが言った。

「部屋にお前の過去がまとめられた冊子がある。読んでみるといい。ここに来るまでに記憶をなくすやつもいるからな。お前が知らないことも書いてあるかもしれない。」

「……分かりました。何から何までありがとうございます。」

「礼は良い。仲間だからな。後、敬語で話しても良いが、崩してくれても構わないぞ。誰が偉い、なんて事はないからな。」

「分かった。じゃあお言葉に甘えて。」

私は一礼してから部屋に入った。その後、私はもらったものを頂こうとした。だが、ダメだった。口に含むとなぜか吐き戻してしまう。味もわからない。ただ、苦しいだけだ。何か理由があるのか。机の方を見やると、赤表紙の古ぼけた冊子に白黒無常と書いてある。私はそれを手に取り、開いた。

“白黒無常は地獄の鬼差。悪霊を地獄に引き立てる。白無常は人の夢枕に立ち、時に幸運を呼び寄せる。ただしその代償は大きい。黒無常は悪人の夢枕に立ち、確実に地獄へ連れて行く。彼らは魂を吸い取り、それを糧としている。”

なるほど、魂を吸い取るのか。私は食べ物に向かい手をかざす。

「……なんて。えっ?!なにこの緑の光?!」

かざした手には何か光がまとわりついている。私はそっとそれを口に放る。腹が満たされて行く。なるほど、確かに魂を吸収している気がする。

「あ、じゃなくて、次々。」

私は再び本に向き合う。

“白黒無常は生前なんらかの官職についた役人であったようだ。二人は仲が良くいつも一緒にいた。”

「……え?」

私は本を食い入るように眺めた。

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manapanda3(プロフ) - オリジナルフラグを外しました。指摘してくださった方ありがとうございます。返信の文章があまりにもひどかったので書き換えました。今後このようなことがないように意識していきたいと思います。 (2018年11月17日 16時) (レス) id: 1abb178aa1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為なので。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年11月8日 23時) (レス) id: 860a58c456 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:manapanda3 | 作成日時:2018年11月8日 6時

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