Nobody 3

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北人 「…そんなことない。」

「…」

北人 「ずっと一緒にいたから、Aの気持ちなんて 分かってた。



それでも Aが好きで 少しでも意識して欲しくて

無理矢理キスしたり、抱こうとした。



そんなことしたって、Aが悲しむだけ、って

分かってたのに。」

「っ…」









唇を噛んで 俯いたA。









北人 「…今日まで、ずっと考えてた。



"幼馴染 辞めよう" なんて言ったけど

Aの居ない生活なんて 考えられなくて。




離れてた数年間 ずっと想い続けて

やっと会えたのに また手放すなんて




…そんなの、絶対嫌だ。」

「っ、北人…」

北人 「…Aとはずっと、友達でいたい。」









泣きそうな顔をして 俺を見つめているA。









「っ、私だって…！



北人のおかげで夢を叶えれたし

北人がいたから ここまでこれたし




"友達として見れない" って言われて

ほんとに悲しくて、辛くて…」

北人 「…ごめん。」

「…今までみたいに、"幼馴染" で居てくれる…？」









答えは、決まってる。









北人 「…当たり前じゃん。」









…幼馴染 として






もう一生 離さねえから。









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