十「にじゅーご」 ページ30
十力「あ、あああ相澤せんせっ？これからど」
相澤「消太、俺には消太って名前がある」
十力「へっ？あ、ももももしかして…？」
俺の慌てようを見ておじさんはニヤッと笑う
相澤「もしかして、なんだ？言ってみろ」
まぁぁじかぁぁ。これきっついぞ〜！がんばれ俺！
十力「スゥッ…消太おにいちゃん…」
相澤「フッ」
こ、こいつぅ！俺の頑張りを鼻で笑いやがった！
十力「これでいいですか？相澤先生」
相澤「あ？一回で済むと思ってんのかよ合理性の塊」
十力「うっ…た、確かに失礼を…すみませんんん…」
あぁっ、また、涙がぁ！
こわいよぉおぉおじさん！！
十力「しょ、消太おにいちゃん！お、俺どうすれば！何すればいいの！？ですか！？」
相澤「また敬語変になってんぞ」
十力「だ！だってぇ…」
ああぁぁああ！涙がぁぁぁぁあぁぁああぁ
あ、最悪、涙満タンの状態で目合ったよ最悪。
まだ泣き虫なのか？とか言われるよ絶対！！
相澤「っっ…はぁ、もういい。俺も大人気なかった…」
そう言って俺の頭を撫でるおじさん
相澤「しかしまぁ、ほんとに大きくなったな。正直、俺はお前がヒーローに向いてるとは思わん」
十力「えっ、じゃあなんで…」
相澤「前から気に食わなかったんだ。十力一家。誰よりもヒーロー向けの個性持ってるくせに誰もヒーローになりたがらない」
実際、俺もそうだ。そうだよ。皆ヒーロー志望で、俺じゃ想像もつかないくらい努力して、夢のために、理想のヒーローになるために、頑張って、頑張って…
それなのに、俺は個性がすげぇからってだけで努力もせずここに立ち、救える命を救おうとしない。
そりゃあおじさんも気にくわないね…
相澤「そんな俯くな」
そう言って頭を撫でてた手を顎に持っていき、俺を強制的に目を合わせる。
相澤「お前にも夢があるんだろ。それを潰そうとしてるわけじゃねぇ。ただ、もう一つの未来を見せたい。俺ら教師は選択肢を増やすだけだ。選ぶのはお前だぞ、優」
そう言うおじさんの目は、とてもとても優しかった。
俺は思わずおじさんに抱きつく
十力「おじさああぁぁぁああぁぁん！！」
わんわんと泣いてしまった。
相澤「おじさん？」
一段と低い声にビクッと涙が止まる。
よし、やり直しだ。
一回降りて、また飛びつく
十力「消太おにいちゃああぁぁぁあぁぁん！！！」
相澤「おい、やめろ、うるせぇ、やり直さなくていい、おい、いい加減にしろ、けつ揉むぞ」
十力「もう揉んでる！！」
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いつから俺を、人間と錯覚していた、、？ - つ、続きぃ、無いのですかぁ？ (2023年1月2日 14時) (
レス) @page36 id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
ニノな(プロフ) - 続きはありますか？ (2021年9月5日 11時) (レス) id: 2da73a2d31 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦ぃぃぃ - 面白いです！夢主くん可愛すぎ警報←本当にこういう夢小説待ってた！！応援してます！頑張ってください！(*´∇｀*) (2018年11月5日 22時) (レス) id: a076412724 (このIDを非表示/違反報告)
メプル(プロフ) - コメント失礼します！まさかの誕生日が一緒でした！嬉しいです！作品面白いです！応援してますー！ (2018年8月30日 15時) (レス) id: 57070503d4 (このIDを非表示/違反報告)
hosyugumi(プロフ) - ののいろ系女子さん» かわすぎないか心配ですwこちらこそ読んでくださりありがとうございます！ (2018年8月19日 0時) (レス) id: 7274fb3f80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーと@ x他2人 | 作者ホームページ：http://hitoravu@2014
作成日時：2017年5月6日 21時
