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「にしても17年ってすごくね？」
「え、そこ感心するとこ？」
「逆にそこじゃね？だって優斗以外に好きな人いなかった訳だよ？」
「・・・まぁ確かに。」
「1ヶ月か。何するつもりなんだろ。」
何って何。
「つか、優斗。」
「何。」
「A先輩と瑞稀先輩。いい感じになりそうだよね。」
「は？」
前髪を鬱陶しそうに払い除けるそうやんを見つめる。
「逆転劇ってあんじゃん。」
そうやんが遠く見つめる先にはAとじゃれあう瑞稀君。
「瑞稀先輩、どう思ってんだろーね？」
首を傾げるそうやんはいつもなら可愛く見えるのに今日だけは。
何とも思えなかった。
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