私が拾われた日〜高校編〜[Ryusei.O]

9話 ページ9

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朱"A〜まだ拗ねてんの？"


貴「...」 ムスッ


朱"いい加減機嫌直せよぉぉ..."









...分かってる









貴「本当は分かってる...

私がワガママ言ったらあっくん困らせる事くらい」








あっくんがお仕事頑張ってるのは、私の為でもあるって知ってるし

特殊な仕事だから、家族の理解が1番大事だって分かってる









貴「でも、最近家に帰ってきても疲れ果ててすぐ寝ちゃうし

私と話してても、無理して笑ってるのバレバレだし

...だからあっくんの実家やったら一緒にゆっくり過ごせるかなって」





朱"A..."









ただ、ゆっくりして貰いたかっただけ


あっくんが本当のあっくんになれる場所で

いつものあっくんの笑顔が見たかった







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朱"AがAの親父さんに笑顔になってほしいのと同じで、

Aの親父さんもAに笑ってほしーんじゃないかな？"






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貴「えっ...」






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朱"自分の娘が楽しく学校行事参加してるって思えば安心するし

その楽しかった話を笑顔で聞かせてくれれば自分まで嬉しくなる



親ってそういうもんじゃん？"








朱里ちゃん...








貴「...そうだね! よっしゃ! 楽しむぞー」


朱"そうこなくっちゃ!"







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