29話 ページ29
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カタッ
淳[ん...まだ起きとったんか]
貴「あ、ごめん...起こしちゃった?」
淳[ううん、俺も目覚めてもーたから]
あの後、あっくんお疲れ様会と称してビールで呑んだくれた結果
リビングで雑魚寝をする大人達に布団をかけて
1人バルコニーへと出た
少し肌寒い空気にあたると、何だか気持ちかった
貴「ねぇ淳太くん?」
淳[ん?]
貴「ずっと思っててんけどさ、
淳太くんって何か...本物の王子様みたい」
別にお金持ちだからって訳じゃないよ?
どんな時でも必ず駆けつけてくれて
いとも簡単に私の心の不安なんてやっつけてくれて
それで優しく微笑むんやもん
淳[そんなん初めて言われたわ笑]
なんて、少し寝癖のついた自分の髪をふわっと触りながら伏し目がちにはにかんだ
淳[じゃあ... Aはお姫様、かな?
だって王子様が助けに行くのはお姫様だけやろ?]
貴「違うよ
淳太くんは優しい王子様やから、お姫様なんかじゃない一般市民の私も助けちゃうんですー」
"一般市民て...笑" って笑ってる淳太くんの髪の毛が
風が吹くたびキラキラと月明かりを浴びてユラユラ揺れる
何だかそれがすごい綺麗で、思わず見惚れてしまった
そんな私の視線に気付いた淳太くんは
私を見つめて一度ニコッと笑うと
淳[じゃあさ、ほんまに俺だけのお姫様になってみる?]
...
貴「へ...」
淳[父親みたいなんは確かやけど、実際照史以外のメンバーはAのおとんとちゃうし?
ほんまの姫さんにする事も出来ちゃったりすんねんで?
知ってた?]
なんて、顔を近付けてニヤッとするから
貴「何、言ってんの...//」
こんな時まで余裕そうに笑わないでよ
何でこんなに顔熱くしないとあかんのよ...!
淳[さ!俺はシャワーでも浴びてこよっかな〜
Aもちょっとは寝ーや?
おやすみ、姫]
チュッ
...
本当の本当に淳太くんは
どこかの国の王子様なのかもしれない
だって、そうでもなきゃ...
貴「おでこにキスなんて...初めてされたよ.../」
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絶対エースLOVE - めっっちゃおもしろいです!流星君がかっこよすぎます!これからも更新頑張ってください! (2016年11月17日 1時) (レス) id: 1c932a7818 (このIDを非表示/違反報告)
そらさん(プロフ) - はるちさん» ありがとうございます(^^) (2016年10月17日 23時) (レス) id: 7b72c40c9b (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったです♪これからも頑張れんれんo(^o^)o (2016年9月15日 16時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そらさん | 作成日時:2016年9月1日 18時