所詮世の中顔なのよ【青葉城西】

立ち去りたい ページ12

♪♪♪♪







花巻「お！Aちゃん本入部届けだしたんだ」



『…………はい。これからよろしくお願いします』



花巻さん。

廊下でばったり、か。

３年生の中には私を一目置いている、人がたくさんいる。

自覚はある。

花巻さんも、例外じゃないのよね。




でも、正直この人は苦手。




花巻「じゃあさ、LINE交換しない？ほら！連絡とか必要でしょ？」


『個人は嫌です。一応グループには入ります』


花巻「えー。なんだよー」



なんか、チャラい。

花巻さんのことは昔から知ってる。
入学式の時にすっごい視線を感じた経験もある。

私が美人だから見惚れるのはわかるけど、あそこまでガン見されたのは初めてよ。




『私、急いでるので。それじゃ』




いち早く３年の教室から立ち去りたいわ。









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