虹色西病院-過去編-

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健「でっしげ〜さっきここ痛いって言ってたよね？いまは？」





重「もう大丈夫。でも、これ病院に運ばれる前にもよくあった。」






健「心臓か〜心臓の検査もしないとね。まぁ心電図するからわかるんだけどね。」






健「あ。ご飯配らないと。ご飯配ったらまたここにくるね?」





重「おん。」









5分後





健「しげ〜ご飯食べれそう?」





重「う〜んそんなに食欲ない。」






健「じゃあ、食べられるものだけ食べてみよっか。」





重(コクッ)




健「あ、そうだ。しんどくなったらナースコール押してね？」





重「ナースコールって?」





健「あーそこのボタンのこと。で、何か家のことでも思い出しちゃった？」






重(コクッ「おかんに殴られたりしてた。毎回殴られたら、意識なくなってた。」







健「こんなに小さい体でよく我慢したね(ナデナデ」


重「でも、俺より望のほうが心配。」





健「望って?」





重「弟になる子。小瀧望。」



健「あ〜そのこなら知ってるよ。俺の担当患者だから。喘息持ってるでしょ。」





重「おん。」




健「実はあの子入院させようと思ってたの。」





重「いつから？」




健「明日、病院に来るから明日か明後日からだよ〜」







重「そーなんや。あ。ご飯もういらへん。」






健「あんまり、食べてないね。」




重「おん。家ではもっと少ないし逆に一日のご飯の量、これくらい。」





健「え、病院では一食分だよ。その量。」





重「多すぎる。」




健「まぁこれから食べれるようにしよっ!!」





重「うん。」

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