何が正しい答えかなんて (Yuto.N / Ryosuke.Y) ページ10
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裕｢んんー…、やっぱAとすんのがいい。｣
『…何言ってんの。』
裕｢なんかさ、しっくり来るし、相性っての？それは最高だと思うんだよね。｣
『いや、どういう意味か聞いたんじゃなくて、そんな事言わないのって意味だよ。』
裕｢えぇー、ダメ？｣
『ダメでしょ。』
ダメ…。
だって裕翔は…
ケータイに伸ばした左手には、愛を誓い合った証の指輪。
裕｢…あー、やべ。そろそろ帰んないと、怒られる。｣
『ん。』
脱ぎ散らかした服をささっと着て、鏡の前で髪を整えつつ、変な所がないか確認する。
裕｢じゃ、またね。｣
優しく頭に触れながら、おでこにキスを落として、颯爽と部屋を出て行った。
イケナイ事だって分かってる。
何度も終わりにしようとしたけど、裕翔はそれを許さない。
本当、ずるい。
あの人を選んだのは、裕翔なのに。
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2年前、その頃は普通の恋人同士だった。
同じ会社に務める同期として知り合って、一緒に仕事をしたり、たまに息抜きに飲みに行ったりして、お互い惹かれあって付き合うようになった。
裕翔は人当たりも良くて仕事も出来て、上司からは可愛がられる、いわゆる出世頭だった。
同期としても、彼女としても、そんな裕翔が誇らしくて自慢で。
でも、一応社内恋愛禁止だから、私達の関係は秘密にしていた。
そんな秘密の恋人同士になってから1年が経つ頃、それは起きた。
裕｢A…あのね？俺、今度専務の娘さんとお見合いするかもしんない。｣
『え…？』
裕｢ほら、この間のパーティーに部長と一緒に行かされたでしょ？そん時に専務とも話して、なんか気に入られちゃったみたいでさ。｣
うん、裕翔が気に入られるのは何も不思議な事じゃない、けど…。
裕｢俺らの事は秘密にしてるし、部長も彼女いないと思ってたみたいでさ。｣
『…断れなかったの？』
裕｢うん、まぁ…。でも、専務が勝手に決めてるっぽいし、向こうも会ってみて嫌だってなるかもしれないしさ。｣
裕翔を？
そんなの、ある訳ないじゃない。
『…もし、相手も裕翔の事好きになっちゃって、結婚したいって言われたら、どうするの？』
裕｢それは…。｣
…そこで口ごもるってことはさ…。
『…いい。それは、裕翔の問題だし、裕翔が決める事だから。私は口出ししない。』
そう強がるのが精一杯だった。
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Ban (まなみ)(プロフ) - 伊野尾様Love.@七星さん» こんばんは！コメントありがとうございます！すみません、ずーっと不在にしており、1年越しの返信となってしまいました(泣)ごめんなさい(ToT)今更も今更ですが、リクエストあれば受付けます！！本当に遅ればせながら、コメントありがとうございました！とても嬉しいです (2021年1月4日 19時) (
レス) id: ddedce8117 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾様Love.@七星 - とても面白いです…！数ページで、何百ページの小説読んだ気になります！リクエスト、良いですかね？今は受け付けてない、とのことだったら全然構いませんので…！またお返事？みたいなの見たらコメントさせて頂きますね！更新とても楽しみにしています！ (2020年1月13日 10時) (レス) id: e41447f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
Ban (まなみ)(プロフ) - サラミさん» 良かったですぅー(笑)ちょっと短めだったけど、ダラダラ書いてもなーと(^^; 遅ればせながら、お誕生日プレゼント、お納め下さいm(_ _)m (2018年10月11日 8時) (レス) id: 700bc80c2d (このIDを非表示/違反報告)
サラミ(プロフ) - うぎゃーーー！ありがとうございます┏○))ﾍﾟｺﾘ素敵な誕生日プレゼントになりました。これで今日はぐっすり眠れます！！！ (2018年10月11日 0時) (レス) id: 5783198ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ban
| 作成日時：2018年10月11日 0時
