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doubt-131 ページ31

あなたside




「…まだいたの?」


玲「まあな」




ドスッと隣に座った

あれ…なんか持ってる





玲「はい、お手」






そう言って手のひらを出してきた







「はっ?」


玲「いいから、お手」


「…」





言われた通りに手を乗せる




「あっ…」

玲「自分のこと後回しにしすぎなんだよ」





そうゆうと切れていた所に消毒をかけた





「くっ…」


玲「痛いか?」


「…大丈夫」




そして、絆創膏を貼って
ゴミを捨てに立ち上がった

彼の貼った絆創膏は少し斜めになっていて、所々くしゃってなっていた





「…へたくそ」


玲「え?」


「…なんでもない」





また隣に座る




玲「大丈夫?」


「大丈夫だと思う。
今は泣き終わって落ち着いてたし…」


玲「杏奈ちゃんじゃなくて、お前だよ」


「え?」





次の瞬間、頭に手を置かれた





玲「よく頑張ったな」


「っ…」


玲「まぁ、最初は説教してやろうと思ったけどな」


「なんで私が…」


玲「てめぇ!臣さんがどんだけ強ぇか知んねえだろ!」


「でも戦うのは私じゃないし…」


玲「こっちは気が気じゃなかったよ…」





誰もいない廊下。
佐野玲於の声が響く

彼がそっと私の頬に触れる





「いっ…たい…」


玲「っ…その声…俺好き」


「…なんで」


玲「…えろいから((ニヤ」


「っ//…きも…
だから男は嫌い」


玲「でも俺のことは?」


「は?」


玲「俺の、ことは?」


「もちろんきら…」


玲「えぇ?」


「っ…//」





そらした顔を添えた手で戻される

大嫌いって言ってやろうと思ったのに、
なんでそんな優しい顔すんのよ…





「……あんたは例外…」


玲「と、言いますと?」


「っ…うざすぎ…!」


玲「ちゃんと言えって」


「……すき…んっ!」






一瞬で0になった距離。

唇が離れると、次は抱きしめられる




玲「…朝、学校行ってもお前いなくて…」


「…うん」


玲「そしたら涼太くんに話聞いて、頭真っ白になった」


「…うん」





私を抱きしめる力が強くなった
私もそっと手を回す





玲「…無事でよかった」


「…大丈夫。
そんな弱くない」


玲「…だな」





その後、気をつけて帰れよって言葉を残して彼は帰って行った。

あいつが私を大切にしてくれるように、
私にとってあいつも大切。


だから彼を助けたい。



でも彼は、まだ何も教えてくれない

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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , RAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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まあさの(プロフ) - りなgさん» ありがとうございます!!楽しみにしててくださいっ!! (2019年8月7日 13時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - このお話めっちゃ好きです!!玲於と彼女がどーなってくのか楽しみにしてます! (2019年8月5日 23時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2019年7月21日 21時

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