doubt-130 ページ30
あなたside
龍友はまた病院に運ばれた
ガラッとドアが開いて、話を聞いていた白濱が帰ってきた
涼「先生は、なんて？」
亜「生きてるのが不思議だって。
それぐらいの出血と打撲だったって…」
メ「…死ぬの？」
隼「そんなっ！」
亜「死にはしない。
安静にしてれば治るって」
裕「よかった…」
瞳「亜嵐さん！！」
その時、すごい勢いでドアが開いて
瞳が姿を現した
「瞳っ！？」
瞳「亜嵐さん…こんな…怪我して…ｯ」
亜「なんでここに！？」
瞳「壱馬さんから聞いたんです、
なんかすごい喧嘩があったって…！
それで…心配で…ｯ」
亜「瞳…」
瞳「よかった…よかった…ｯ」
白濱に抱きつく瞳
○「なに…これ…」
「はっ…！」
瞳「ごめんなさい…
隠そうと思ったんだけどっ…」
後ろからやってきたのは、杏奈だった。
杏「ねえ…この人って…」
亜「…龍友くんだよ」
杏「なんでこんなことに…！
みんな…知ってたの？」
「杏奈…ごめん。
龍友に言うなって言われてたの」
杏「えっ？」
「大切な人を、巻き込みたくないって」
杏「っ…！」
ゆっくりと龍友のベットに近づく杏奈
杏「ねぇ…起きてくださいよ…ｯ」
「…」
瞳「杏奈さん…ｯ」
杏「私…許しますから…ｯ
酷いこと言われたけどっ…許すから…！」
杏奈は龍友の手に触れて
泣き崩れた
側にいって、しゃがんで杏奈の目線に合わせる。
そっと杏奈の背中に手を添える
「大丈夫。
こいつ、怪獣だから死なない」
杏「うんっ…うんっ…ｸﾞｽｯ
ありがとう…ｯ」
亜「みんな…帰ろっか」
「うん…」
その場は解散となった
杏奈はまだ龍友の病室で、
1人で帰らせるわけにもいかないから外の椅子に座って待つ
「…った…」
そういえば…
私も喧嘩したんだったな…
手の甲が切れていて、頬も少し痛い。
「あーあ…」
玲「おい」
薄暗い病院の廊下から
安心する声が聞こえてきた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 326人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まあさの(プロフ) - りなgさん» ありがとうございます！！楽しみにしててくださいっ！！ (2019年8月7日 13時) (
レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - このお話めっちゃ好きです！！玲於と彼女がどーなってくのか楽しみにしてます！ (2019年8月5日 23時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まあさの
| 作成日時：2019年7月21日 21時
