doubt-121 ページ21
龍友side
夜中、サングラスをかけて1家を出る
向かう場所は七魂ではなく
僕の母校
『なつかしいなぁ…』
門を飛び越えて中に入る
なつかしい教室で、なつかしい席に座る
その瞬間、浮かび上がる思い出
"数原！
机に足をのせるな！"
"数原！また喧嘩か！"
『…ふっ…
うるさい人やで笑』
窓を見ると、太陽が登ってきてきた
「…ええ景色や』
しばらくして母校を出る。
行く道で溜まっとる七魂の制服。
"龍友さん！"
『っ…』
行くつもりはなかった。
でも…
『ちゃんと、離しとかな…』
向きを180度変えて七魂に向かった。
まだ誰もいない1年の廊下に行く
『まだ早いか…』
杏「やば、ほんとに会えた…」
後ろから聞こえてきた声
『今日は朝はやいな〜』
杏「なんか、龍友さんに会える気がして//」
『っ…そうか…』
神様は分かってんな。
ええ景色やら、こいつに会えるやら、
最後の日にしてはなかなかええわ。
『話があんねん』
杏「えっ…なんですか？」
『もう、僕に関わんのやめてくれへん？』
杏「…はっ？」
『正直、迷惑やねん』
うつむく彼女。
でも知ってんで、これぐらいじゃくじけへんのやろ？
杏「…嫌です！
絶対に龍友さんを振り向かせまっ…」
『うざいねん。そうゆうの』
杏「…なん…で…ｯ」
サングラスしといてよかった。
あいつの泣いてる顔も見えへんし
杏「で、でも！私のために走って教室まで来てくれた！怪我した時は心配してくれた！」
あん時は…本能が行けって言うた。
考える暇もなく足が動いとったな…
『あんなんわざと。
お礼にヤらしてもらおかな〜おもて』
杏「え？」
泣いてるそいつに近づく
『だってお前、胸デカイやん？笑
顔可愛いし、ヤってみたいやん？笑』
杏「何言って…」
『えっ、まさかマジやと思った？笑
んなわけないやん！笑
勘違いもほどほどにしとっ…』
次の瞬間、頬に広がった感覚
杏「…少しは私を見てくれてると思った…ｯ」
『…勘違いお疲れ様』
杏「っ…！
……最低っ…ｯ」
……これで良かったんや。
これで…いい。
『…ごめん…
ごめんな…』
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まあさの(プロフ) - りなgさん» ありがとうございます！！楽しみにしててくださいっ！！ (2019年8月7日 13時) (
レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - このお話めっちゃ好きです！！玲於と彼女がどーなってくのか楽しみにしてます！ (2019年8月5日 23時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあさの
| 作成日時：2019年7月21日 21時
