一振り目；ケバい狐 ページ5
｢…うん、この“かれー”とやらは香り豊かで見事なものだね……！｣
結局お昼はカレーと、ごはんではなくナンにしてみた。
固形ルーを使わずにちゃんとスパイスを使って一から作ったんだけど、兼定がスパイスに興味をもったのでわいわい喋りながら楽しく作れた。
あ、兼定呼びになったのはね、兼定って下の名前っぽいなって思ったもので。え？どうでもいい？まあ気にしないで。
｢ふふ、口にあってよかった。あ、夕餉はさ、中華にしたいんだけど｣
｢ああ、いいよ。それにしても、主は食事に対してすごく精力的だよね｣
｢もっちろん！生きがいと言っても過言じゃないね。あと、寝ることと読書と温泉に入ることが楽しみなんだ｣
｢へぇ。そういえばここは広い露天風呂が＿｣
｢露天風呂っ！！？｣
なんと……！！露天風呂……！！やばい温泉入り放題とかたぎる…！！！
｢…ふふっ。良かったね主｣
｢うん！｣
そんな感じでのほほんと過ごしていた時、
｢遅れてしまい申し訳ありませんっ！！！｣
｢うわっ！？｣
｢あっ！？主のかれーが！！｣
わぁお、突如現れたケバい狐が私のカレーの上に乗っかっております。
｢へっ！？な、なんですかこれ〜！？｣
ケバい狐はお皿から出ようと必死なんだけど、ルーのせいで滑って転んでカレーまみれ。
………あれ、ていうかこの子って……。
ヒョイッと脇の下を持って持ち上げるとホッと安堵したように息をついた狐くん。
｢ねえ、君ってもしかしてこんのすけ……？｣
｢はい！！そのとおりであります！遅れてしまい本当に申し訳ございません……！！｣
｢いいよ。そんなに気にしなくても。君にも色々事情があるんだろうし｣
｢さ、審神者様……！ありがとうございます！！｣
うお、かわいい。目をうるうるさせてこっちを見るのは反則ですよ。
｢とりあえず君は体洗おうか。兼定、私の食器下げてもらっていい？｣
｢ああ、わかった｣
…ああ、せっかく兼定と二人で作ったカレーが………。まあ三分の二以上は食べてたし、犠牲はそこまで多くない……か。
＊＊＊＊
｢やー、さっぱりしたね君｣
｢はい！！ありがとうございます審神者様！｣
ただ不思議なことに洗っても顔の化粧は落ちなかった。え、これ化粧じゃないのかな？
｢それでは遅くなってしまいましたが、本丸の機能についてお話致しましょう！まずは鍛刀の仕方からです！｣
｢おおっ！鍛刀！！よしじゃあ兼定と合流して鍛刀部屋に行こうか！｣
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まなみ(プロフ) - みゆさん» 了解致しやしたああああああああああああ！← (2018年11月4日 15時) (
レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続き待ってますううううううううう！← (2018年11月4日 15時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - ユユユさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてうれしいです！ (2018年11月1日 6時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - すごく面白いです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2018年11月1日 5時) (レス) id: f0e41eea19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○●まなみ●○ | 作成日時：2018年9月20日 22時
