二振り目；よろしくね ページ7
｢おおー、なんか凛々しい｣
第一印象はそんな感じだった。
と、その時兼定が耳打ちしてきた。
｢主、挨拶しないと｣
｢え、あ、ああそっか。
……ンン。えー、はじめまして！私はここの本丸を受けもつものです。本日就任したばかりの未熟者ですが、貴方の主として精一杯頑張るので、よろしくお願いします｣
完璧じゃない？これ。
｢おう！よろしく頼むぜ！大将｣
｢うん！あ、でこっちは初期刀の歌仙兼定だよ｣
｢よろしく頼むよ｣
うんうん順調。
｢初鍛刀が無事終わりましたね！では早速出陣してきましょう！｣
｢………え、もう？早くない？｣
｢戦いになれるのには実戦が１番なので。それに最初は敵が強くない地域へ向かいますから大丈夫ですよ｣
｢うーん……。わかった｣
＊＊＊＊＊
もちろん戦わなくちゃいけないことはわかってたし、覚悟もしていた。
けど、いざってなるとやっぱり緊張してしまう。
別に私が戦うわけじゃないけど、自分が戦ったほうが気持ち的にはずっと楽だとも思う。
……まあ、私が合戦場に行ったって足引っ張るだけだから、本丸で無事を祈るぐらいしかできないけど。
…なんかもどかしいなぁ………。
｢…じゃあはい。これはお守りだから無くさないようにね｣
なにかあったときのために、部隊長の兼定にお守りを渡す。…いや、ほんとに怖い。
｢ああ、ありがとう主。それじゃあ行ってくるよ｣
｢お土産持って帰ってくるからな〜！｣
当の本人たちはニッコニコしてるよ。
｢…い、いってらっしゃ〜い……｣
兼定が転送装置をいじると強い光とともに二人は消えてしまった。
｢うーん、函館では資材を得られるような箇所はなかったはずですけどねぇ｣
こんのすけも呑気な。
｢…それより、無事に帰ってきてくれるといいんだけど…｣
｢ああ大丈夫ですよ！函館に現れる敵は一番弱いので！
それより、二人がいない間に本丸についての説明を終わらせてしまいましょう！｣
｢………お腹痛くなってきた｣
｢えー？ほんっとうに過保護ですねぇ｣
そりゃ過保護にもなるよ…。
＊＊＊＊＊
結果、普通に平気だった。
｢やー、わりぃ大将！お土産持って帰れなかった｣
｢え、いやいや全然いいよ！それよりも無事に帰ってきてくれてよかった！｣
私がそう言うと二人は顔を見合わせる。すると、
｢｢プッ｣｣
突然吹き出した。
｢え、なに？笑う要素あった？｣
｢ふふっ…、いやいや主、あれぐらい平気だよ｣
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まなみ(プロフ) - みゆさん» 了解致しやしたああああああああああああ！← (2018年11月4日 15時) (
レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続き待ってますううううううううう！← (2018年11月4日 15時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - ユユユさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてうれしいです！ (2018年11月1日 6時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - すごく面白いです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2018年11月1日 5時) (レス) id: f0e41eea19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○●まなみ●○ | 作成日時：2018年9月20日 22時
