小話１ ハプニング ページ43
これは、Aが深夜に稽古をつけてもらい始めてから、１つ季節が回った頃のお話………。
＊＊＊＊
焼き付けるような日差しが和らぎ、少しばかり過ごしやすくなったとある昼下がり。
Aは慣れた足取りである部屋に来ていた。
扉を開けると、そこにはアンティークで揃えられた家具が並び、特に目を引く大きな机には、この高価であろう家具達に劣らない美しさの男がペンを走らせていた。
黙っていれば完璧なのにな、とAはこの男の顔を見るたびにそう思った。
Aは少し大きめの声で深夜に声をかける。
｢深夜さーん！今日も稽古をつけてください！｣
声をかけられたことにより初めてAの存在を認識した深夜は、ふわりと微笑むとまたペンを走らせる。
｢ああ、いいよ。じゃあこの書類が終わるまでちょっと待っててくれる？｣
｢はーい｣
素直に返事をしたAは執務室の隣にある深夜の居住スペースに向かい、これまた慣れた様子で食器棚からコップを取り出し、冷蔵庫にあったジュースを注ぐ。
こんな光景が二人の日常になっていた。
このあと起きる事をのぞけば。
ジュースを飲み終わったAはふと木刀を見て、先がかけていることに気がついた。
新しいものを取りに行く為に執務室の扉から外に出ようとする、その時、
｢深夜さん、私ちょっとぼ＿｣
〈バンッ！！〉
｢失礼しまーす！深夜様ーー！ちょっと聞いてくださいよグレンの奴が＿｣
｢うわああああああ！！！！？五士！！ドアドア！！！ドアとって！！！｣
焦って日本語がおかしくなってしまった深夜に五士典人は不思議そうな目で部屋の主を見やると、そっとドアを引く。
｢え、俺何か…………………………へ？｣
悲しきかな。そこには小さな女の子がドアに潰され気を失っていた。
｢A！？A返事してくれ！！｣
Aに駆け寄りその肩を揺さぶる深夜の顔は真っ青になっていた。
｢……………………｣
五士はそれを、
｢…………い………………………いぎゃあああああああああああああああああああ！！！！！！！？？？｣
それを、まるで吸血鬼のように青白くなりながらただ叫ぶ事しかできなかったという………。
｢ああああああああああああ俺はなんてことをぉおおおおおお！！！｣
｢いいから早く医者呼んできて！！！！｣
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まなみ(プロフ) - ローズさん» 始めまして！そう言っていただけて嬉しいです！今ちょっとスランプで書いては消して書いては消してって更新進んでませんが、待っていただけると嬉しいです！ (2020年5月28日 13時) (
レス) id: 7ddd48e5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ローズ(プロフ) - はじめましてヽ(*´∀｀)ノ小説本当に楽しかったです！ウルド様とキルク大好きなので待ってます (2020年4月23日 9時) (レス) id: 9c4c55a475 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» はい！頑張ります！ (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - まなみさん» 成る程判りました！進路決定とバイトの両立は大変なので頑張って下さい!!油断大敵ですよ〜 (2018年11月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» なるほどそうでしたか。えっと、すみません私成り代わり系が苦手でして……。あと今進路のことやバイトで忙しいのでそもそも占ツクにあまり来れず、書くとしても来年になってしまいます。すみませんせっかく作品のリクエストを頂いたのに。 (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○●まなみ●○ | 作成日時：2018年7月8日 21時
