８５話 理由 ページ42
グレンSide
〈キキィッ！！〉
おーおー、ずいぶん派手な登場だな。
何処のどいつだ？隠密任務でこんなものに乗ってくるアホは。
｢おへろー｣
決して表には出さないが、俺は内心ヒヤッとした。
…………なんで深夜がここにいるんだ……？
｢わわ、深夜様その車なんですか？｣
そう言って五士が車の方を見ると、助手席から………A？なんで深夜と……。
｢すごいでしょ。スーパーカーよ、スーパー＿｣
｢あっ！Aちゃんじゃん！おひぶふぇ！！｣
……あのドアホ。ほんと学習しねぇな。
｢あはは。五士は相変わらずだねぇ。次Aに抱きつこうとしたら僕が止めるからね〜。
……あ、あとこの車はね、輸送車乗ってる途中でドア開きっぱなしで放置されてたから拾ってきちゃった｣
笑いながら殺気出すんじゃねぇよ。ったく、ほんと独占欲つえーな。あ、過保護なのか？これは。
｢エンジン音がでかすぎる。これは隠密任務だぞ｣
｢グレンに聞かせる為に吹かしたんだよ。無駄にうるさくてヨハネの四騎士ホイホイになってたから、途中まではエンジンに消音幻覚の呪符貼ってきた｣
なるほど、確かにベッタリと貼ってあるな。
｢ったく、無駄の塊だな。これじゃ車高も低すぎて段差を越えられないだろ｣
｢いやーこの手の車は世界崩壊前から無駄の塊だよ。きっとそれがいいんだよ。なんせスーパーカーだしね。スーパーよ｣
｢どうでもいい。ところで深夜｣
｢うん？｣
｢なぜお前がいる？しかもAまで連れてきて。柊様が来るような任務じゃないぞ｣
｢……ふむ、じゃあまずはAがここにいる理由ね。簡単さ、あの典薬寮の卓って奴から守るためだよ｣
典薬寮………。シノアからの報告書に書かれていたな。神凪家の人間であるAと深い因縁を持つ組織…。そのトップの男か………。
｢……ああ、Aを攫おうとした男か｣
｢そう、今回の任務でAがまた狙われる可能性は十分にある。だから僕がそばについていようと思って｣
あの子じゃあ頼りないしね、と深夜は言う。あの子とは優の事だろう。大人気ねーやつ。
｢なるほど、それがお前がわざわざこの任務に赴いた理由か？｣
｢それもあるけど〜、ぶっちゃけ君のためでもあるんだよ？｣
｢あ？｣
｢暮人兄さんから聞いたよ。完全に捨て駒じゃないの。これ絶対に行かない方がいい。たった１００人で吸血鬼の貴族殺してまわるとか正気の沙汰じゃないよ｣
……は。分かってるっつーの、そんなこと。
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まなみ(プロフ) - ローズさん» 始めまして！そう言っていただけて嬉しいです！今ちょっとスランプで書いては消して書いては消してって更新進んでませんが、待っていただけると嬉しいです！ (2020年5月28日 13時) (
レス) id: 7ddd48e5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ローズ(プロフ) - はじめましてヽ(*´∀｀)ノ小説本当に楽しかったです！ウルド様とキルク大好きなので待ってます (2020年4月23日 9時) (レス) id: 9c4c55a475 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» はい！頑張ります！ (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - まなみさん» 成る程判りました！進路決定とバイトの両立は大変なので頑張って下さい!!油断大敵ですよ〜 (2018年11月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» なるほどそうでしたか。えっと、すみません私成り代わり系が苦手でして……。あと今進路のことやバイトで忙しいのでそもそも占ツクにあまり来れず、書くとしても来年になってしまいます。すみませんせっかく作品のリクエストを頂いたのに。 (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○●まなみ●○ | 作成日時：2018年7月8日 21時
