７８話 追想―新宿攻防戦― ページ34
シノア｢それに…ついていくかどうか……。いえ、私達はそれぞれどういうスタンスで、今後この世界と向き合っていくかについて……、意見のすり合わせをしましょう。
まずは、あの戦場での出来事から………｣
＊＊＊＊
シノアSide
私が見たのは、優さんがAちゃんを抱きかかえながらこちらまで歩いてきたところからでした。
目から血が流れ、禍々しい翼を生やした優さんさんはしきりにこう呟いていました。
優『ツ、ツ、ツツツツツツツミビトハ……ミ、ミナミナミナゴロシダ…』
シノア『…ゆ、優さん……?』
突然の事に驚き、私は動けませんでした。そして私を突き刺そうと剣を構えた優さんは、私を庇ったミカエラさんを刺しました。
それについては、私の為ではなく優さんが人間を殺さないようにする為だと言っていました。
優『ジャマヲスルナ、キュウケツキ。ツミビトハ、ミナゴロシダ』
そう言って優さんはミカエラさんをふっ飛ばしました。
ここまではAちゃんに話したとおりです。
ミカエラさんがふっ飛ばされた次の瞬間、
A『……おやめなさい』
凛とした声で、気を失ってると思っていたAちゃんがそう言いました。
その瞬間、それまで腕に抱えていたAちゃんを突き飛ばすようにして優さんが距離を取りました。
怖い、嫌だ。そんな感情が優さんから読み取れました。
地面に倒れたAちゃんはゆっくりと起き上がると、真っ直ぐ優さんを見つめました。
その瞳は金色に輝いていたんです。そして、ただでさえ白い肌が、人間ではありえないほど白くなっていました。
あ、いえ、吸血鬼とは違いますね。こう……すごく、神々しい白さでした。
対して優さんはすごく怯えていて、小刻みに体を震わせていました。
優『ナゼ……ナ…ゼ………?』
A『やめるのです。……このような事、貴方は望んでなどいないでしょう?優一郎』
そう言って近づこうとしたAちゃんに、優さんは強烈な一撃を放ちました。
優『ウ、ウオオオオオオオオ!!!!』
A『愚かな……』
地面をえぐり、建物を全壊させるほどの威力を持つ優さんの攻撃を、Aちゃんは右手だけで対応しようとしました。
シノア『そんな…っ!!無茶ですよ……!!』
私の静止の声も届かず、優さんの攻撃はAちゃんに直撃しました。
A『……抑えなさい。後悔するのは貴方ですよ』
ですが、Aちゃんは無傷でそこに立っていたんです。
まるで何事もなかったかのように……。
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まなみ(プロフ) - ローズさん» 始めまして！そう言っていただけて嬉しいです！今ちょっとスランプで書いては消して書いては消してって更新進んでませんが、待っていただけると嬉しいです！ (2020年5月28日 13時) (
レス) id: 7ddd48e5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ローズ(プロフ) - はじめましてヽ(*´∀｀)ノ小説本当に楽しかったです！ウルド様とキルク大好きなので待ってます (2020年4月23日 9時) (レス) id: 9c4c55a475 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» はい！頑張ります！ (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - まなみさん» 成る程判りました！進路決定とバイトの両立は大変なので頑張って下さい!!油断大敵ですよ〜 (2018年11月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» なるほどそうでしたか。えっと、すみません私成り代わり系が苦手でして……。あと今進路のことやバイトで忙しいのでそもそも占ツクにあまり来れず、書くとしても来年になってしまいます。すみませんせっかく作品のリクエストを頂いたのに。 (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○●まなみ●○ | 作成日時：2018年7月8日 21時
