７２話 どんな闇があろうとも ページ28
＊＊＊
優｢ぐ、うううう。ああああっ!!!!｣
A｢優一郎!!!頑張って…っ!!｣
与一｢…っ……優君…｣
A(酷い暴れよう。本当に鬼と話してるだけでこんな風になるの…!?)
＊＊＊
優一郎Side
優(く、そ…。また、幻覚が……)
《憑依化》を使えるようになる為に、俺は阿修羅丸と仲良くなりに来たはずだった。
なのにやることといえば、俺の精神力が足りなくなって体を乗っ取られるか、阿修羅丸の精神力が削れて心を叩き潰せるかのデスゲームだった。
阿修羅丸の攻撃を受けて見せられたのはミカ達の幻覚。いつもの光景。
優｢…俺は、こんな事じゃ…屈しな＿｣
阿修羅丸｢屈するよ。鬼呪は弱まった。僕を拘束できない。
そして君の本当の闇に触れる。怒りと欲望を暴走させて…、壊れろ優｣
＿＿＿＿
ものが散乱した部屋。これ俺が父さん達と暮らしてた頃の＿＿
父｢悪魔だ…。お前は悪魔の子だ、優…｣
母｢なんでこんな子が生まれたの？終わりのセラフは殺さないと…すぐに殺さないと、世界が大変な事になっちゃうのに…｣
優｢と、父さん?母さん?なんなの?｣
そして近づいてきた父さんの手には包丁が握られていて…。
優｢…っ!!やめて!お願い!いい子にするから!!僕……もっといい子にするから!!｣
父｢これは正義だ。お前を殺す事は正義なんだ｣
優｢悪魔じゃないよ!!僕は…!!僕は悪魔なんかじゃ…｣
怖い、いやだ、いやだいやだ。
必死の思いで玄関まで走り扉を開ける。そこにはミカと茜がいた。
ミカ｢あーあ。君が逃げたせいで僕は吸血鬼になっちゃったよ｣
茜｢ここで死んでくれたらよかったのに。孤児院に来ないでくれればよかったのに。悪魔が来たから全部台無しになっちゃった｣
優｢あ……あ…ぼ…僕は…僕は…｣
父｢じゃあ死ね。終わりだ。悪魔はここで消えろ｣
〈ドスッ〉
包丁で貫かれて、涙が流れる。だけど、
A『優一郎!!!頑張って…っ!!』
…ああ、そうだ。俺にはお前らがいる。
優｢…俺は…こんなんじゃ暴走しないぞ阿修羅丸。
俺にはやる事がある。あいつと約束したから。あいつは初めて俺を必要としてくれたから…。
俺はアイツを守るって約束したから。誰よりも大切な存在だから…｣
ミカ｢僕らで家族を守ろう。頼りにしてるよ優ちゃん｣
A｢さあ行こう、優一郎｣
ミカ｢…大丈夫?｣
優｢ああ…大丈夫。おまえが欲しがってくれるから、お前がいてくれるから、俺は＿＿｣
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まなみ(プロフ) - ローズさん» 始めまして！そう言っていただけて嬉しいです！今ちょっとスランプで書いては消して書いては消してって更新進んでませんが、待っていただけると嬉しいです！ (2020年5月28日 13時) (
レス) id: 7ddd48e5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ローズ(プロフ) - はじめましてヽ(*´∀｀)ノ小説本当に楽しかったです！ウルド様とキルク大好きなので待ってます (2020年4月23日 9時) (レス) id: 9c4c55a475 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» はい！頑張ります！ (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - まなみさん» 成る程判りました！進路決定とバイトの両立は大変なので頑張って下さい!!油断大敵ですよ〜 (2018年11月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» なるほどそうでしたか。えっと、すみません私成り代わり系が苦手でして……。あと今進路のことやバイトで忙しいのでそもそも占ツクにあまり来れず、書くとしても来年になってしまいます。すみませんせっかく作品のリクエストを頂いたのに。 (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○●まなみ●○ | 作成日時：2018年7月8日 21時
