赤葦京治【どこまで】 ページ45
side赤葦
「なぁなぁ赤葦」
「ん?何?」
「お前って好きな子いないの?」
「…はい?」
休み時間。
前の席の友達と、他にも数名集まってきた人達と話していると突然そんな事を言われた。
何急に、と尋ねれば皆興味津々といった様子で俺に詰め寄り、
「「「気になるから」」」
と笑顔で言う。
このノリは木葉さんや小見さんに似ていて少し厄介だ。
答えるまで離してくれない。
「……別に、いないよ誰も」
「うっそだぁ〜。バレー部の先輩とか、可愛い&綺麗な人ばっかじゃん?」
「ずるいよなー、俺もバレー部入れば良かった」
「分かる分かる。俺バスケ部だからよくバレーの方の体育館備品取りに行ったりするけど、その先輩達がいるだけで雰囲気全然違うし!」
「でも俺らの学年も割と可愛い子揃いじゃね?」
「だな。んでほとんど赤葦に告って振られてる」
「モテ男がコノヤロー‼」
今度はジト目で見てきた。
何なのもう。
それにモテてなんかない。
告白はまぁ、何回かされた事はあるけど…
めんどくさい気持ちがふつふつ込み上がってきて心の中でため息をつく。
顔はあくまで無表情のままだからこいつらは気付いてないけど。
続く質問に適当に相槌を打って答えてると、ふとトントンと遠慮気味に肩を叩かれた。
顔だけ後ろに向けるとそこにいたのはAさん。
バレー部のマネージャーの一人であり…
「!//ど、どうしましたか…?//」
「「「(赤葦がドモった…⁉)」」」
俺の、好きな人。
この人の前でだけ、俺は表情が変わる。
自分でも自覚してるけど、あの木兎さんが気付く程のレベルで。
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モブ(プロフ) - お話、読ませていただきました!素敵でした…!とても読みやすかったです!読んでいて、何だかリラックスできました! (2018年5月8日 23時) (レス) id: 4db952b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
月神 琉夏 - かっぱの子さん» ありがとございます!読ませていただきました!キュンキュンしてました!ありがとうございます!! (2018年3月20日 23時) (レス) id: d275e2e01f (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 月神 琉夏さん» 了解です!(`_´)ゞ少しお時間頂いてもよろしいですか…? (2018年3月11日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
月神 琉夏 - コメント失礼します!夜久さん、研磨、赤葦ヤバかったです!あのリクでノヤっさんお願いしてもいいですか? (2018年3月9日 21時) (レス) id: d275e2e01f (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - かっぱの子さん» 夜久さんやばかったです!!夜久さんならではのお話でしたね笑 (2018年3月5日 12時) (レス) id: 5f1fd78d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年1月5日 22時