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side貴方
楽しかったねー、と3年組で笑い合う。
1・2年ちょっと顔引きつっちゃってるけど大丈夫かな。
そんな時、携帯をいじっていた松が唐突に
「Aって身長何cm?」
と聞いてきた。
「162だよ」
「ちっさ」
「貴大うるさい。一静それがどうかしたの?」
「うーん25cm差か…どれにも当てはまらないなぁ…」
「?」
「まっつんもしかして、理想の○○の身長差とか調べてる?」
「YES」
「すげーいい返事だな」
「え、ずるい俺にも見せて!」
「ずるいの意味が分からない」
わわ!と一静の周りに集まる皆。
全員が覗くのは無理なので言葉にして彼が一つずつ教えてあげていた。
「恋人の理想が15で、キスが12、抱きしめやすいのが20でー、アレしやすいのが22だって」
「アレ?」
「金田一はまだ知らなくていい事だよ」
「待って俺ドンピシャでそれだわ。Aとの身長差」
「え、マッキーって184だよね?俺と一緒だったから…、っじゃあ俺もだ!やったねAちゃん!」
「やったねの意味が分からない」
私との身長差比べてどうするの。
それぞれ彼女としなよ。
いるのか知らないけど。
皆がわぁわぁ謎の事で盛り上がってる中、ずっと私の膝の上に頭を乗っけていた国見が小さな声で私にしか聞こえないように「あの」と声を出す。
その声に反応して「ん?」と顔を彼に向けると…
ぐいっ
Chu♡
「え…」
頭の後ろに回された手。
引き寄せられたかと思えば突然、彼の顔で視界はいっぱいになり唇に温かいものが触れる。
それが彼の唇だと気付くにはそう時間はかからなくて、意識を取り戻すのと同時に顔がぼふっと赤くなると…
「……知ってますか?キスも、ハグも、頭を撫でるのも、そういう行為も。すべて合わせて1番理想なのは、15〜20センチ差だって事」
「へ…//」
「ま、そんなものどうだっていいんですけどね。どんな身長でも、俺が貴方を好きなのには変わりはないんで」
「…っ⁉//」
「好きですよ、Aさん」
囁くように言われ、体が熱くなる。
その反応を嬉しそうに見る彼は微笑み、もう一度唇を寄せてきた。
…この後、それに気付いた皆が詰め寄り、手を繋ぐからキスまで全てを試された私。
恥ずか死にしそうになったのは言うまでもない。
___fin___
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モブ(プロフ) - お話、読ませていただきました!素敵でした…!とても読みやすかったです!読んでいて、何だかリラックスできました! (2018年5月8日 23時) (レス) id: 4db952b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
月神 琉夏 - かっぱの子さん» ありがとございます!読ませていただきました!キュンキュンしてました!ありがとうございます!! (2018年3月20日 23時) (レス) id: d275e2e01f (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 月神 琉夏さん» 了解です!(`_´)ゞ少しお時間頂いてもよろしいですか…? (2018年3月11日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
月神 琉夏 - コメント失礼します!夜久さん、研磨、赤葦ヤバかったです!あのリクでノヤっさんお願いしてもいいですか? (2018年3月9日 21時) (レス) id: d275e2e01f (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - かっぱの子さん» 夜久さんやばかったです!!夜久さんならではのお話でしたね笑 (2018年3月5日 12時) (レス) id: 5f1fd78d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年1月5日 22時