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side花巻





意地でも聞こうとしないAに強引に口付け力を抜かす。


そして膝から崩れそうになった彼女の腰を支えるとゆっくり座らせて、俺は彼女の両頰をそっと包み額を重ね合わせた。







「_________俺は、お前のことが好き」



「…だから、嘘付かなくてい…「嘘じゃねぇ」…」



「確かに告白はされたけど断ったし、キスされそうなったけどちゃんと手で塞いで阻止したし。あの子とは何もねぇよ」



「え…」



「つーわけで俺のファーストはAなんだわ」







さり気に今まで誰も付き合った事無かったって宣言しちまったけど気にしねぇ。


だってそう言ったことで彼女が恥ずかしそうに、でも少し嬉しそうに微笑んだから。


ぎゅぅ、と抱きしめると遠慮気味にAも俺の背に腕を回してくれる。







「A」



「…は、はい」



「好き」



「…………」



「………Aは?」



「…好き。貴大の事、大好き…っ」



「〜ッ//」









涙を流して何とも嬉しい言葉を言いながら抱きついてくるもんだから俺の顔は当然のように赤くなる訳で。


可愛いこいつを力いっぱい抱きしめると、その後少し力を緩め唇を重ねる。



長いような短いような口付けが終わりゆっくりと離すと、頬を染め潤んだ瞳で見上げてくるA。









「ど、どうした…?///」



「……も、もっと//」



「え…」



「もっといっぱい、して下さい…っ///」



「______ッお前、ほんと反則だわ…///」



「へ、ん…っ///」



「言われなくてもそのつもり。俺も、まだ足んねぇから」








もう一度、俺たちは唇を重ね合わせお互いを求める。



甘い甘い口付けはいつまでも続き、二人きりの屋上で溢れる想いを伝え合った____________









______fin______







.

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モブ(プロフ) - お話、読ませていただきました!素敵でした…!とても読みやすかったです!読んでいて、何だかリラックスできました! (2018年5月8日 23時) (レス) id: 4db952b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
月神 琉夏 - かっぱの子さん» ありがとございます!読ませていただきました!キュンキュンしてました!ありがとうございます!! (2018年3月20日 23時) (レス) id: d275e2e01f (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 月神 琉夏さん» 了解です!(`_´)ゞ少しお時間頂いてもよろしいですか…? (2018年3月11日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
月神 琉夏 - コメント失礼します!夜久さん、研磨、赤葦ヤバかったです!あのリクでノヤっさんお願いしてもいいですか? (2018年3月9日 21時) (レス) id: d275e2e01f (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - かっぱの子さん» 夜久さんやばかったです!!夜久さんならではのお話でしたね笑 (2018年3月5日 12時) (レス) id: 5f1fd78d5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年1月5日 22時

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