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side貴方
「A超可愛い‼」
「お前になら逮捕されてもいいわ俺…」
「ちょっと言ってみてよ。逮捕しちゃうぞ♡って」
「絶対やだ」
わいわいとクラスメートや遊びに来た友達に囲まれ謎の要求を受ける私。
私達3-2はコスプレ写真館って店をして、宣伝の為にクラスの人達もコスプレをする事になった。
撮った写真はコンテストに掛けられ、見事優勝した写真の主に豪華賞品(撮った写真を額入れしたやつ)が渡される。
遊びに来た人は思い思いのコスプレ衣装を着て写真を撮りまくっていた。
私も接客しながら友達と話していると、ふいに背後からお腹に手が回る。
く、と引き寄せられた体は私の大好きな香りに包まれた。
「い、一静…!」
「………Aサンその格好は駄目です」
「へ…」
「可愛いすぎて俺どうにかなりそうだから」
「⁉///」
急に耳元で甘い言葉を囁かれ、一気に体が熱を持つ。
皆が聞いてるのもお構いなしにそんな事言うから余計に恥ずかしさは増していく。
何も言えず口をパクパクさせてると、そんな私をみてふ、と微笑んだ彼。
「ちょっとまっつん見せつけないでよー」
「見せつけてない隠してるんですぅ」
「見ていいのは俺だけって?一人占めはよくねーんだぞ松ー!」
「一人占めも何も、Aは俺のですから」
「ね、A」とくるっと私を自分の方へ向けて額に唇を落とした彼に周りからは黄色い悲鳴が上がる。
「あ、ねぇまっつん男の人用の警察官もあるよ。お揃いで着て見たら?」
「ん?あー、じゃあ着てみよっかな」
「俺これ着るー」
「花巻それ何だ」
「プリ◯ュア☆」
「うわマッキーきっつ…!」
「そういう及川も今お前が持ってんの花と同じ類だからな」
「え⁉」
「いやそんな顔されても」
驚いて手元を見る及川の手にはセーラー服。
岩ちゃんが、彼が花に気を取られてる隙に取り替えたものだ。
もう岩ちゃんてばっ!とプンスコ怒りながらも何故かそれを持って試着室に入る及川。
着るのかよ、と全員が思った。
数分後出てきた及川と花は悲惨としか言いようがない。
短いスカートから覗く筋肉質の脚を見て店は大爆笑に包まれた。
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モブ(プロフ) - お話、読ませていただきました!素敵でした…!とても読みやすかったです!読んでいて、何だかリラックスできました! (2018年5月8日 23時) (レス) id: 4db952b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
月神 琉夏 - かっぱの子さん» ありがとございます!読ませていただきました!キュンキュンしてました!ありがとうございます!! (2018年3月20日 23時) (レス) id: d275e2e01f (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 月神 琉夏さん» 了解です!(`_´)ゞ少しお時間頂いてもよろしいですか…? (2018年3月11日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
月神 琉夏 - コメント失礼します!夜久さん、研磨、赤葦ヤバかったです!あのリクでノヤっさんお願いしてもいいですか? (2018年3月9日 21時) (レス) id: d275e2e01f (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - かっぱの子さん» 夜久さんやばかったです!!夜久さんならではのお話でしたね笑 (2018年3月5日 12時) (レス) id: 5f1fd78d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年1月5日 22時