(2) ページ10
side貴方
どれぐらいいじめられてたのか分からないけど、解放してもらえた時はもう日が沈んでいた。
火照る顔を抑え急いで夕飯を作ろうとすると止められ、キッチンへ向かう彼。
しばらくしてシャンパンやチキン、パスタなどを手に出て来た。
「え…赤井さんそれ…」
「買ってきた。俺が外に出られないからな」
「…?今日も外出てましたよね?」
「ああ、沖矢すばるとしてはな。だがお前と過ごすのは、本当の俺でありたい」
「え…?」
「すまないが、今年はこれで許してくれないか?来年こそはどこかへ連れて行ってやる」
そう言いながら赤井さんはシャンパンの栓を抜く。
グラスに注ぐと未だ呆然と立つ私を先に座らせ、乾杯した。
「あ、あの…」
「何だ。やはりこれだけでは不満だったか?」
「いえそうではなく…!ど、どうしてここまでして下さったんですか?それに来年って…」
「ほう…お前は直球で言ってほしかったのか」
「へ…」
「言わなくても分かると思ったんだが…まぁいい。後で言ってやるから、今は食べろ」
「後で…?」
「ああ。ベッドの上で、ゆっくりと...な?」
「〜⁉///け、結構です‼///」
もう何も聞きたくないというように勢いよくシャンパンを飲む。
彼からはまた愉快そうな笑い声が聞こえて、私だけが取り乱されてるみたいで不満気に口を尖らせた。
.
94人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました!いえいえ、リクエスト下さって嬉しいです!!是非これからもよろしくお願いします!! (2018年1月8日 19時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» 三人でお願いします!俺なんかのリクエストを聞いてくれてありがとうございます! (2018年1月8日 17時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました!そらるさんとうらたぬきさん三人で…でしょうか?それともお一人ずつでしょうか…? (2018年1月8日 17時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» レス返してくれてありがとうございます!リクエストの件ですが出来れば「その笑顔に、釘付け」の夢主とそらるさんとうらたぬきさんでお願いします!長々と失礼しました!これからも応援しています!頑張ってください!大好きです! (2018年1月8日 11時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます!!またかっぱの子の裏短編集で書かせていただきますね 笑 (2018年1月8日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年12月22日 16時