(4) ページ40
side貴方
「全く…油断も隙もないな」
はぁ、とため息をつきながら湯船に浸かる小太郎。
晋助はチッと舌打ちを残して出て行った。
…た、助かった。
「…あ、小太郎。髪くくらなきゃ駄目だよ」
「む?おお、忘れていた」
「私がくくってもいい?一回小太郎の髪触ってみたくて」
「ああ、頼む」
やった。小太郎の髪、サラサラっぽそうだしずっと触りたかったんだよね。
座高的に彼の方が当たり前だけど高いから、私は膝で立ち後ろを向いてくれた彼の髪に手を伸ばす。
…わ、すごい。
本当にサラツヤの髪だ…
一体どんなケアしてるんだろと思いながら高い位置で彼の髪を結う。
「小太郎はさっき誰とお風呂入ってたの?」
「九兵衛殿だ」
「きゅ、九ちゃん?へぇ…どんな会話した?」
「キャラが被っていることについてだな」
「………そ、そっか」
…………被ってる、かな?
言われてみたらそうかも…?
思い当たることもあって少し頷けてしまった。
話している間に結い終えたので、出来た、と報告してこっちを向いてもらう。
「………っ!!///」
「ん、完璧。結ってるのもいいね」
「そ、そうか…///」
「?顔赤いけどどうかした?」
向いた途端に真っ赤に染まった彼の顔。
のぼせたのかな?と思い心配になって顔を近づけると、更に赤みは増していく。
「小太郎…?」
「…っA、それは、誘っていると受け取ってもよいのか?//」
「え?……っ違///ごめんタオルとったの忘れてた…!!///」
膝で立っていた事により、湯船から出ていた上半身。
先程バスタオルを取ったことをすっかり忘れていてそのまま小太郎が振り返ったから丸見え状態だった。
慌てて背を向けタオルを取ろうとすると背後から体重がのしかかり、その手を阻止する。
もう片方の手はお腹に回って、彼は口を耳元へと近づけ吐息を含んだ声で囁く。
「_________隠さなくていい。高杉とも触れ合ったのだろう?俺は、駄目なのか?」
「え…や、そうじゃないけど…っ//っていうか言い方…!!///」
「事実だろう。ここを触られていたの、俺は見ていたが」フニ..
「きゃっ…///こ、小太郎ストップ…!」
「聞けん願いだ」
「そんな…っ///ッン!//」
.
94人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました!いえいえ、リクエスト下さって嬉しいです!!是非これからもよろしくお願いします!! (2018年1月8日 19時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» 三人でお願いします!俺なんかのリクエストを聞いてくれてありがとうございます! (2018年1月8日 17時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました!そらるさんとうらたぬきさん三人で…でしょうか?それともお一人ずつでしょうか…? (2018年1月8日 17時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» レス返してくれてありがとうございます!リクエストの件ですが出来れば「その笑顔に、釘付け」の夢主とそらるさんとうらたぬきさんでお願いします!長々と失礼しました!これからも応援しています!頑張ってください!大好きです! (2018年1月8日 11時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます!!またかっぱの子の裏短編集で書かせていただきますね 笑 (2018年1月8日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年12月22日 16時