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sideうらたぬき
うら「ふぁぁぁ…」
ぐっと腕を伸ばして体を起こす。
あの後二人してどっと疲れが出てそのまま寝てしまった。
肩痛いなーと思いながらバキバキ鳴らしてふと周りを見れば、彼女がいない。
うら「っA...⁉」
「は、はい?」
うら「おわっ、びっくりしたぁ…!」
「す、すみません後ろから…」
名前を呼んだ瞬間後ろの扉が開き、コーヒーカップを持ったAが出てきた。
様子を見るからにもう酒は抜けてる。
良かった…と思いほっと息をつくと、聞きにくそうにAがあの、と声をこぼした。
「こ、これ…もしかして私、また何かしてしまいましたか…?」
うら「え、あ…。……A、昨日の記憶ある?」
「えと、そらるさんにお酒を貰った所まで…」
うら「…あー...良かった」
酔った後の事は覚えてないみたいだ。
また俺は安堵の息をもらす。
もし覚えてたら、あの時の事彼女はどう思ってるんだろうか。
…………なんて。
うら「大丈夫、Aは気にしなくていい」
「そ、そうですか…?」
うら「うん」
………大胆なAも可愛いかったけど、やっぱり俺はいつものAの方が好きだ。
「へ…///」
うら「え?」
「あ、あの……//」
うら「……もしかして、声出てた?」
「……//」コク..
うら「〜〜っ!!///」
…………やっちゃった。
後悔しても時すでに遅し。
がっつり聞こえちゃってる。
うら「あ、その…!!//じ、冗談というか…いや本音だけど…ってそうじゃなくてお願い忘れて‼///」
「______...」
うら「え…?」
「わ、私も…うっうらたさんの事好き、です…///」
うら「〜〜っ!!///」
分かってる。お互い、そういう意味じゃないって。
けど…
うら「(無理…だもう…///)」
我慢の限界だった。
そ、と彼女の頰に手を添え、ゆっくりと顔を近づける。
あと少し…って所で
そら「抜けがけ禁止、だよね?うらたくん?」
いつの間にか起きてた大魔王にガシッと肩を掴まれ、阻止された。
その後起きてきた皆に散々文句を言われた俺。
彼女の争奪戦は、まだまだ激化しそうだ______
______fin______
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かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました!いえいえ、リクエスト下さって嬉しいです!!是非これからもよろしくお願いします!! (2018年1月8日 19時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» 三人でお願いします!俺なんかのリクエストを聞いてくれてありがとうございます! (2018年1月8日 17時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 了解しました!そらるさんとうらたぬきさん三人で…でしょうか?それともお一人ずつでしょうか…? (2018年1月8日 17時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - かっぱの子さん» レス返してくれてありがとうございます!リクエストの件ですが出来れば「その笑顔に、釘付け」の夢主とそらるさんとうらたぬきさんでお願いします!長々と失礼しました!これからも応援しています!頑張ってください!大好きです! (2018年1月8日 11時) (レス) id: 50118d9275 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます!!またかっぱの子の裏短編集で書かせていただきますね 笑 (2018年1月8日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年12月22日 16時