クリスマス短編集

(7) ページ33

side貴方








「_________ッ!!///」



96「……本当にごめん。わしが悪かった」








申し訳無さそうに謝る96ちゃん。



あの後散々そらるさんとるすさんに写真を撮られ、いじられた。


恥ずかしさや何やらで今96ちゃんに抱きついてます。




ほんともうあのドSコンビ嫌だ…///









そら「悪かったってA。ほらこれ飲んで機嫌直して」



「…………」



そら「1日数本限定の超うまい酒だから」









俺のおすすめ、と渡してくれたそらるさん。



見ると私の好きな味で、まだちょっと赤い顔を残しながらも「ありがとうございます...」と小さな声でお礼を言った。



そして缶を開けて一口飲むと…








「っ⁉」



うら「！そらるさんまさか…⁉」









ぐら、と傾いた視界。



まどろむ意識の中で最後に聞こえたのはうらたさんの焦った声。



そして最後に見えたのは、そらるさんの真っ黒い笑みだった_________









____________________________________




side天月







96「A...⁉そらるん何飲ませたん⁉」



そら「何って、言ったじゃん。うまい酒」



あま「それだけで倒れる訳な…っこれアルコール高すぎじゃないですか！」



まふ「僕こんなの飲んだら絶対吐きます…」



うら「まさか本当に実行するなんて…」



るす「？実行って？」









るすくんがそう尋ねると、しまったというような顔をしたうらたん。



言いにくそうに口を濁らせながら、プレゼント交換前に彼とそらるさん、そしてAの3人で話していた事を教えてくれた。








そら「見たいだろ？どんな風になるのか」







開き直ってる大魔王は、もうなんか凄い。






.

(8)→←(6)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す